Saed Bannoura - IMEMCニュース
クリスチャン平和活動家チームの2人のメンバーが、イスラエル入国を拒否され、イスラエル当局により強制送還された。
彼らのひとりは、IMEMCに、彼女が、聖地でパレスチナ市民社会グループとクリスチャン指導者に会う計画の、イスラエル占領下パレスチナ西岸へのクリスチャン平和活動家派遣団の部分を担う予定だったと語った。
しかし、彼女とグループのもうひとりのメンバーは、テルアヴィヴのイスラエル空港で拘留され、長時間の尋問の後に入国を拒否された。
アメリカ平和活動家によると、彼女は、同乗していたアラブ系の他の乗客と共に選び抜かれた。12時間の尋問と数度の完全なる身体検査の後、彼女は、イスラエル国家にとって「危険人物」と看做されたと告げられ、強制送還を待つための収容所に入れられた。
収容所で、彼女は、父親がイスラエル軍に従事している時殺された、ドイツの若い女に会った。
ドイツ人女性は、ベツレヘムにパレスチナの友人がいると、イスラエル国境警備に告げて、強制送還となった。尋問官のひとりは彼女に言った:「お前はユダヤ人だ、どうしてアラブ人と友人になりうるんだ?」
彼女はまた、彼女が、アラブのルーツ故、そしてパレスチナの人びとのため平等の権利を求めた公式声明故、強制送還になったと信じていると語った。
原文:International Middle East Media Center
イスラエルに入るのは簡単でない。入国に際し「誰に会うか?」と必ず問われる。「そんなこと、なんであなたに言わなきゃないのさ」と言いたいところだけど、せいぜい「観光で来たのだから、ひとに会う予定はない、知ってるひともいないしさ」と言うしかない。どれほど、多くのパレスチナの友人を持っていようと「ひとと会う」などと言ったら最後、彼らはその名を聞き出さずにはおかないのだから。