2010年02月18日

イスラエルの軍と警察が税金を強いるためエルサレムのパレスチナ領域を襲撃

2010年02月15日月曜日
Ghassan Bannoura - IMEMC

イスラエル警察軍は、月曜日、イスラエル兵士らと共に、住民に税金支払いを強要するため多くのパレスチナ地区を攻撃した。

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先週月曜日のシュアファト難民キャンプの軍勢

 エルサレム旧市街に近いパレスチナ難民のためのシュアファト・キャンプで、店舗所有者は、襲撃の抗議でその店を閉じた。店舗所有者は、例え彼らがイスラエル国家発行の必要な書類を持っていたとしても、警察が架空の税金と罰金を人びとに強要すると語る。

 住民たちは、イスラエル国家はエルサレムのパレスチナ住民に、彼らが支払わなければならない税金に見合うだけの公共事業を提供していないと付け加えた。

 地元メディアは、ことさらエルサレム旧市街に近い、他のパレスチナ地区も、今日、標的にされたと報じた。

 あるケースで、税務警察は、パン屋所有者に、西岸都市から来た原料を所持するとして、4万540米ドルの罰金を課したと、地元筋は報告した。

(後略)

全文:International Middle East Media Center

アーカイヴ:シュアファト:抑圧の3日間(02月13日)

 10年ほど前(1999年)、エルサレム、シェイフ・ジャッラの美術センターで日本作家のグループ展を開催したことがある。作品を国際運送会社を使って送った。送り先がイスラエル(を経由するパレスチナ)だったから、運送会社のくせに「できるだけ持っていって欲しい」と泣き言を言った。ニッポンの画廊で展示するなら何万円かの金額を記す作品を1点10ドルということで送ったと思う。ニッポンを発つ前に、作品が少なくてもベングリオンに到着したと、運送会社が知らせてきていた。展示に数日を確保していたが、作品は、オープニング・セレモニーがまさに始まろうとする7時になってやっと届いた。作品はなかなか届かなかったが、税金の請求書は速やかに届いた。「いくら?」と訊くと「膨大だ」と、パレスチナを代表する美術家であるセンター長は応えた。ヘブライ語の請求書だから、3項目の税金の内訳は知る由もなかった。そんな時、イスラエル人がセンターを、というより、センター長を訪ねてきた(彼には「追っかけ」グループがあると、ひとから聞いていた)。彼は「この項目を翻訳してくれないか」と、税金の請求書を彼女の前に取り出した。彼女は税金の項目を説明しながら、当惑を隠しきれないようだった。ことさら第3の項目は、第1、第2の税金の合計の14%(だったかな、何しろ10年以上も前のことだから)とかいうもので、彼女も「イスラエル」の商売上手をあらためて知った瞬間だったかもしれない。わたしは作品を10ドル(実のところ材料費にも遠く及ばない金額だったけれど)にしておいてよかったなあとしみじみ思った。
ラベル:イスラエル軍
posted by mizya at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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