2010年03月04日

フィンケルシュタインへのドイツの恐怖

2010年03月02日

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フィンケルシュタインはガザについて話すのをドイツのイスラエルロビーに阻まれた。

Ali Fathollah-Nejad

 イスラエル-パレスチナ闘争で国際的に著名な学者、ノーマン・フィンケルシュタインは、先週、ミュンヘンとベルリンで、何10年間も続く闘争と、イスラエルによる攻撃から1年後のガザの状況について語ることになっていた。2002年以来、初めて彼をドイツに導いたヨーロッパ講演ツアーの一部として、フィンケルシュタインは、プラハ国際関係学会、チェコ共和国科学学会、プラハチャールズ大学の哲学芸術学部といった、プラハの多くの名門学会での講演に招待されていた。

 フィンケルシュタインのベルリンでの講演のひとつは、初め、ドイツ緑の党所属団体、ハインリヒベル財団による後援で計画されていた。イヴェントは、プロテスタントのTrinitatis教会で行われる予定だった。イヴェントをキャンセルするという決定を発表する声明で、教会は「その意志と反ユダヤ主義・反イスラエル論争で広く知られている姿勢に反し、巻き込まれてきたことを遺憾に思う」。その後すぐ、2月9日、ハインリヒベル財団は「わたしたちは、協力パートナーへの不注意、不十分な調査、および信頼のため、深刻な過ちを犯した。わたしたちの判断で、フィンケルシュタインの振舞いと論文は、正統な批判の限界に留まっていない」と述べ、撤退を発表し、「このイヴェントに関する多くの注意喚起と介入に感謝する」と締めくくった。

(後略:長いので、この後ローザ・ルクセンブルク財団の撤退も続く)

全文:The Palestine Chronicle

アーカイヴ:ノーマン・フィンケルシュタイン:ワーテルロー大学で(02月07日)

 個人的趣味で、またノーマン・フィンケルシュタイン。
 ニッポンの侵略の正当化は、常にドイツのナチス政権正当化の犯罪性と比べられてきた。ニッポン国粋主義者たちの侵略正当化は到底受け入れ難いし、いらだちを禁じ得ない。しかしだからといって、ドイツのように「犯罪」と断じてしまう弊害も無視できないことを、この記事は証明していると思う。ドイツで、イスラエルを批判するのは、ネオナチ、国粋主義者の右派たちで、左派はそこから距離を取りたい。それがイスラエル批判を困難にしている。結局のところ、ドイツはイスラエルの犯罪を見逃すことにより、同じ過ちを再び繰り返すことになる。


posted by mizya at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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