2009年1月3日のデモンストレーションで、少なくとも1,000足の靴が、ダウニング街近くの抗議ルートに並んでいた。
ロンドンの首都 (Met) 警察は、パレスチナ人に対するイスラエルの侵略を放棄させることを目指した、象徴的抗議での靴投げを許可した。
タイムズによる報道は、Metが、行為と暴力の違いを承認し、儀式は、前米国大統領、ジョージ W. ブッシュに靴を投げつけたイラク人ジャーナリスト、Muntadhar al-Zaidiに鼓舞されたと述べる。
(後略)
全文:Press TV
ロンドンの首都警察はこの国の警察とはだいぶ違う。少なくても、民主主義、異議申し立てを表現行為と認識している。デモンストレーションが終わった後も、しばし、路上に残された靴が、異議を叫び続けた。に、違いない。
翻ってニッポンの警察、麻生政権末期、「アソー政権打倒」デモで、新宿に集まったデモンストレータ250人に対し、やってきた公安100人、あちらこちら駆け回って、デモンストレータの写真を撮りまくっている。これではどう考えても「犯罪者」扱い、表現行為の認識は「皆無」としか言いようがない。
もう一度翻って、かれこれ7年になるが、モントリオールで「ヴィジル」(ふ〜ん、昼でもヴィジルと言うんだ、などと思った)に参加したときのこと、1,000人ほどのデモンストレータに警察官は4人か5人、サイクリングスーツにサイクリングヘルメットのいでたちで、ロードレース用の自転車をゆっくりこいで、「ソ・ソ・ソリダリテ」な〜んて叫びながら、ゆったり進む「ヴィジル」についてきた。彼らの役目はというと、目的地の出入国管理事務所モントリオール支局の前にデモンストレータが到着すると「歩道にあがって、歩道にあがって」と言うこと、最後のひとりが歩道に移ったのを確認すると、またたく間に離れ、小さなシルエットになった。デモンストレータを撮るためのカメラなど持ってはいない。
三たび翻って、「アソー政権打倒」デモは、新宿駅東口が終着点で解散場所だった。主催者側が、連絡事項など告げている間も公安は立ち去ろうとしなかったので、「公安のみなさん、このまま、流れ解散です、お引き取りください」なんて、言われていた。250人のデモに、100人の警察官は多過ぎはしないか、モントリオールでの比率でいえば、1人か2人で充分の筈、税金の無駄遣いというしかない。
ラベル:ロンドン警察