何百人もの市民社会の活動家たちが、ベイルートでの前例のないラリーで、レバノン議会に行進した。
社会ネットワーク・ウェブサイトでのキャンペーンに応答した抗議者たち
デモ参加者は、すべてのレバノン人に、国の分裂的宗派体制の終了と、それを世俗体制に置き換える支援を求めた。
組織者たちは、レバノンであることの意味を再定義すべき時と語る。
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分割された政府
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2,000人以上が行進に参加したと通信社は報じた。
組織者のひとり、Kinda Hassanは、ロイターに語った:「わたしたちは、彼らの価値ではなく宗教によって、大臣の椅子を分ける国に住むことはできない」。
組織者たちは、レバノンで世俗的であるということは、イスラーム教徒かクリスチャンか、シーア派かスンニ派か、カトリックかオーソドックスかといったことが、二義的となると語ると、ベイルートのBBC、Natalia Antelavaは報じる。
18の集団が、レバノンの多-宗派体制を作り、そして、これら集団のメンバーの市民権は、政府というよりむしろ彼らの宗教指導者により決定される。
宗教当局だけが、結婚・出生・死亡を登録することができ、あるいは相続問題の決定を下すことができる - したがって、すべてのレバノン人は、結局、異なる権利を持つこととなる。
例えば、イスラーム教徒は養子を取れない;マロン派クリスチャンは離婚できない、そして、民事婚の選択肢がないまま、異なるセクトのメンバーとの結婚は不可能だ。
政府もまた、分割されている。1943年の独立以来、常に、レバノン大統領はマロン派クリスチャン、首相はスンニ派イスラーム教徒、議会議長はシーア派。
この風変わりな体制の支持者たちは、すべての宗教社会の声を与えると語る。
しかし、ますます多くの若年層が - 慢性的不安定、弱い中央政府、および過去に内戦をもたらした宗派間の緊張といった、その破綻を指摘する。
全文:BBC NEWS