2010年04月28日
最近アップデート:
ヨルダン渓谷北部に位置するエイネル・ヒルワの、10家族で構成される小さなパレスチナ・コミュニティは、最近の何日か、マスキオット入植地の入植者らの手になる、増加する入植者の嫌がらせと脅迫を経験している。土曜日の夜、入植者グループは、コミュニティから数メートルの距離に大きなテントを建てた。10から50人のグループは、パレスチナ・コミュニティの周りを自由に動き回り、現在では、そこで睡眠を取る。彼らはまた、伝えられるところでは、テントの支柱や亜鉛板といったシェルターの材料を含み、コミュニティの財産を奪い取ってきた。
この挑発的で脅迫的振舞いは、緊張が増大し、状況がさらに悪化する可能性を恐れると報告する、コミュニティに深刻な懸念を引き起こしてきた。入植者らを撤去するよりはむしろ、イスラエルのDCL(地域民事連絡事務所)は、入植者らがテントを移動する前に、パレスチナ・コミュニティが彼らのテントを違う場所に移動しなければならないと仄めかす。コミュニティは、当然のことながら、この考えを拒絶し、現在、国際社会からの支援と助力を求めている。
EAPPIとOCHAを含む、わたしたちのパートナーの何人かは明日と来る何日か、コミュニティを訪問するだろう。みなさんの誰でも、助力いただけるなら、詳細と調整のため、遠慮なく、
OCHA(国連人道問題調整局)中央分野ユニットの Isra` Musaffarに連絡を!
(muzaffar@un.org, tel. 054 3311 821)
原文:Occupation Magazine
関連記事転載:「ヨルダン渓谷での緊急事態」
日本が「平和と繁栄の回廊」にすると宣伝し続け、イスラエルの協力の下で開発プロジェクトを続けているパレスチナ西岸地区のヨルダン渓谷地域で、パレスチナ人の村が今まさに消されようとしています。
この新たな民族浄化の動きは、同地域で20年以上振りに新たに建設されているマスキオット入植地の極右入植者とイスラエル軍・警察が共同で行っているものです。
ネタニヤフ首相はこの3月にも、いかなる「和平」においても同地域を「手放さない」ことを明言しており、今回の動きは、ヨルダン渓谷の併合・「ユダヤ化」の既成事実化を狙ったものだと考えられます。
関係当局に、マリーハ村のパレスチナ人に対する軍民一体
の暴力を直ちに停止するよう、働きかけてください。
★暴力にさらされるマリーハ村に対する緊急支援の呼びかけ
マスキオット入植地によるパレスチナ人追放を止めて!
2010年4月29日、パレスチナ西岸地区ヨルダン渓谷
http://jvsj.wordpress.com/
(原文)http://www.jordanvalleysolidarity.org/
この3週間、ヨルダン渓谷北部のパレスチナ人は、嫌がらせや脅迫の組織的暴力にさらされ続けています。マスキオットのイスラエル人入植者達がパレスチナ人の村々からさらに土地を盗もうとしており、イスラエル軍や警察から支援を受けていることは明白になりつつあります。
4月11日、バルダラ村では水の供給が止められ、農民達は作物に灌漑することができなくされました。
4月12日には、イスラエル占領当局は、アイン・アル・マリーハ村を軍事閉鎖地区と宣言し、農民や羊飼いが自分の土地に立ち入ることを禁じました。
脅迫行為は4月15日にも続きました。イスラエル占領当局は、キルベト・アル・ファリシーヤ村を急襲し、農民が所有する4つの揚水ポンプを差し押さえました。
4月25日、事態はさらに深刻になりました。マスキオット入植地の武装入植者がイスラエル軍と警察の支援の下、パレスチナ人のベドウィンの村、アル・マリーハの入り口からたったの10メートルしか離れていないところにテントを建て、ベドウィン達に立ち去るように命じたのです。
この4日間、ベドウィン・コミュニティは、所有財産の窃盗を含め、暴力や嫌がらせ、脅迫を継続的に受けてきましたが、自分達の家から立ち去ることを拒否し続けています。
4月29日の早朝、イスラエル軍は入植者達の暴力と窃盗に対し、報酬を与えました。軍は、その地域を軍事閉鎖地区であると宣言し、ベドウィンの家族を強制的に家から立ち退かせたのです。
その2、3時間後、近くのパレスチナ人の村で二人の幼いパレスチナ人の子供がイスラエル軍のジープによってひき殺されました。このことは、その前にアル・マリーハ村で起きた出来事とつながっていると地域の人々は信じています。そのジープは、地域一帯を巡回し続けており、村の人々を威圧していました。そして、子供達が遊んでいたトラクターの周りを周回した後、彼らをひき殺したのです。
現在、この地域の状況はきわめて深刻です。村の人々は次に何が起こるか、心配しています。彼らは、過去2週間、支援要請の声を挙げ続けています。彼らは、次の攻撃があったとき、迅速な支援が得られることを望んでいます。
現地に滞在するブライトン・トゥバス友好連帯グループのテレジアは次のように訴えています。
「脅威にさらされているこの村に、より多くの外国人活動家が来て支援することが何よりも必要です。入植者達が他の地域でも同様の戦術を使い出す危険があります。外国人活動家がヨルダン渓谷の人々に対して迅速な支援を行うことがとても重要です」
●私達に何ができるか?
関係当局にメールやファックスを送ってください。
(例文)
I am so concerned about the ongoing illegal actions
of the Maskiot settlers, and demand that the Bedouin
community should be allowed to stay free from
violence and intimidation.
エフード・バラク副首相兼国防相
Ehud Barak
Deputy Prime Minister and Minister of Defence
Fax: +972 3 691 6940 / +972 3 696 2757 / +972 3 691 7915
email: minister@mod.gov.il / ehudb@knesset.gov.il
アヴィハイ・マンデルブリット司令官
Brigadier General Avihai Mandelblit
Fax: +972-3-569-4526 / +972-3-608-0366
E-mail: avimn@.idf.gov.il / arbel@mail.idf.il
アヴィ・ミズラヒ司令官
Major-General Avi Mizrahi
West Bank GOC Central Command
Fax: +972-2-530-5741 / +972-2-530-5724
ベンヤミン・ネタニヤフ首相
Prime Minister Benjamin Netanyahu
fax: +972 2-6496659
emails: pm_eng2@pmo.gov.il / pm_eng@pmo.gov.il
ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使
Ambassador Nissim Ben-Shitrit
Fax:03-3264-0832 / 03-3264-0792
Tel(代表):03-3264‐0911
Email:information@tky.mfa.gov.il
岡田克也 外務大臣
Tel: 03-3580-3311
Fax:03-5501-8430
ご意見メールフォーム
https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html
※パレスチナで動ける方は、下記に連絡し、直接指示を受けてください。
Contact:
Therezia 059-721587
Fathy 059-9352266 or 050-7799232
brightontubas@gmail.com