2010年05月05日

原理主義ユダヤ人がラビ、モシェ・ヒルシュの葬儀を攻撃

2010年05月03日月曜日
Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

イスラエル自身により違法とされた「ケヒ」テロ活動メンバーを含む、原理主義ユダヤ人入植者グループは、シオニズムを糾弾し、イスラエルの存在承認を拒否するユダヤ人集団、ネトレイ・カルタ代表のラビ、モシェ・ヒルシュの葬儀を攻撃した。

 原理主義入植者らは、ヒルシュ ラビに対するスローガンを繰り返し、イスラエルの敵とみなしながら、葬列を攻撃した、とMa'an News Agencyは報じた。
 入植者らは、ヒルシュ ラビの死を、イスラエルの慶事、幸福な日と述べ、彼が「地獄に行く」ことを願った。

 ヒルシュは、自由と独立のためのパレスチナの闘いを支持し、故パレスチナ大統領、ヤセル・アラファトのユダヤ部局アドバイザーとして務め、パレスチナの人々と共に特別な関係を持っていた。
 集団メンバーは、イスラエルの旗や独立を承認せず、いくつかの機会に、旗を燃やしさえした。
 ヒルシュは、アラファトを、よく兄弟や友人と述べたもので、「イスラエルは、取り除かなければならない偽り」と信じていた。

 集団は、イスラエル国家が、救世主が戻ったときにのみ設立され、「武力によるイスラエルの土地奪還は、神意に反する」試みと信じている。

 ヒルシュが、かつて、彼に酸を投げかけた原理主義入植者らにより攻撃され、この攻撃で片目を失ったことは、言及に値する。
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(ネトレイ・カルタの説明翻訳省略)

全文:International Middle East Media Center

 ヤコヴ・ラブキン著『トーラーの名において』によれば、経験なユダヤ教徒は、ネトレイ・カルタに限らず、シオニズムをユダヤ教からの逸脱と考え、それ故、「ユダヤ国家」を標榜する「イスラエル」は、既に「ユダヤ(教徒)国家」ではないと考える。原理主義者とはつまり、「シオニズム」原理主義ということだろうか。

アーカイヴ:元パレスチナのユダヤ業務大臣、ヒルシュ死去(05月04日)
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