チョムスキィは、日曜日に追い返されて後、再び、アレンビー橋の国境検問所を経由しての旅を試みないだろう。
Danna Harmanとアミラ・ハス
ノーム・チョムスキィは、再び、アレンビー橋の国境検問所を経由しての旅を試みないと決定した。 代わりに、彼はビルゼイト大学で計画されていた講演を、アンマンからヴィデオ会議により行うだろう。講演はまた、アルジャジーラTVで実況放送されるだろう。
イスラエルがチョムスキィを通過させるだろうとの、イスラエルメディアの報道にも関わらず、言語学者は、この公的保証はないと知った。彼はビルゼイトの主催者に、イスラエル当局はゲームに興じていると語った。彼と旅している娘や友人たちもまた、もう一度の実りない旅で、81歳を疲れさせたくないと語った。
(後略)
全文:Haaretz.com
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2010年05月17日
イスラエルが、言論の自由を残存できないと感じているなら、それは全体主義をもてあそぶことに近づく一歩となる。
Carlo Strenger
Photo by: Bloomberg
アメリカ教授、ノーム・チョムスキィ
左翼急進思想家で活動家のノーム・チョムスキィ教授は、世界で最も影響力のある著名な知識人に、いつものように選ばれる。彼は、長年、ことさら1982年の第一次レバノン戦争時以来、イスラエル政策に非常に批判的であり続けた。
日曜日に、チョムスキィは、アンマンから、彼がアメリカ外交政策についてビルゼイト大学で講演する予定だった、ラマッラへの途上、アレンビー橋で入域を否定された。
(中略)
わたしは、暴力を呼びかけた訳でなく、地域的あるいは国際的法律を犯した訳でもない思想家の(ついでながら他の誰あれ)入域を、民主国家が否定するなど聞いたことがない。いったい何がイスラエルに起こっているのか? 内務省が、チョムスキィはイスラエルでもまた話す計画をしていなかったと怒っているのか? そうだとするなら、これは彼の入域を否定する理由だろうか?
彼の入域だけが問題なのではない。イスラエルの占領政策こそが民主国家を維持できないまさに元凶なのだから。
アーカイヴ:チョムスキィがイスラエルにより入域を拒まれる;バルグーティが動きを酷評(05月18日)