召喚がヘブライ語だけで書かれていたので、少年の両親は、通知が誤って届けられたと理解しなかった。
アミラ・ハス
イスラエル国防軍兵士らがパレスチナ人に送達するシン・ベトの尋問招喚は、これから、ヘブライ語に加えアラビア語でも書かれるだろう。展開は、イスラエル国防軍の西岸師団長、Nitzan Alon准将により渡された命令に由来する。
イスラエル国防軍が先週Haaretzに知らせた動きは、およそ6週間前の、シン・ベトの尋問召喚を誤って、7歳の少年に届けた事件に続く。というのも召喚は、アラビア語はなくヘブライ語のみで書かれており、少年の両親は、通知が誤って届けられたと理解しなかった。
先月Haaretzが報じたように - そして、シン・ベト召喚にかかわる多くの事件や逮捕事件で、未成年者といえどありふれた習慣なので - イスラエル国防軍兵士らは、午前3時、ヘブロンの近く、ベイト・オマル村のザアキク一家を起こして、命令を引き渡した。
兵士らのひとり、どうやら指揮官は、息子がシン・ベトの「Captain Tamir」による尋問に、西岸のGush Etzion共同通信基地に出頭しなければならないと告知した。両親は、息子はたった7歳と兵士に告げた。(略)
全文:Haaretz.com
『トーラーの名において』の著者、ヤコヴ・ラブキンは「ヘブライ語といわれているのはヘブライ語じゃない、イスラエル語だ」と話していた。ヘブライ語は宗教の言語、世俗的に、そして現代に通用する言語にするために、かなり改ざんしての運用、派生語創出だけでは足りなくて、アラビア語からの借用で補っている。結果、古代ヘブライ語とは全く違う代物となったらしい。
とりあえずニッポン語人口は1億人以上いるはずだけれど、それでも、国連公用語の5言語に入っているわけでもないし、ニッポン国内でのみ通用する言語と、殆どのニッポンジンは認識していると思う。
翻ってヘブライ語ならぬイスラエル語人口は700万人ぐらいのもの、周辺言語にも拘らず、彼らの書類は、その周辺言語しか記載されていない。国際運送を使って展覧会のための作品を、東エルサレム、シェイフ・ジャッラに送ったときの「税金関税請求書」の内訳を精査することもできなかった。まあ、それが目的で、周辺言語のみでの記載なのだろうと思うしかなかった。
ラベル:シン・ベト イスラエル国防軍兵士