レバノン国防相、Elias Murrは、水曜日、イスラエルとの致命的国境戦闘に引き続き、援助を条件付きにしたと抗議し、彼の国の軍隊への援助を止めるという米国の決定に皮肉を浴びせた。
「イスラエルの敵から、レバノンの国土・国民・国境を防衛するため、援助が使用されるべきでないと条件として設定する誰あれ、彼の金を取っておいていい」とMurrは、記者会見で語った。
「わたしたちは、レバノン軍への援助のいかなる無条件の申し出も歓迎し、そして、誰あれ、彼らが援助を止めると決定したと発表するなら、彼らが何を選ぼうと自由だ」と、彼は語った。
Murrのコメントは、先週の死者4人を出したイスラエル軍とレバノン軍の戦闘に引き続く、レバノンへの軍事支援を凍結するという米国の決定への反応だった。
レバノン大統領、ミシェル・スレイマンの顧問もまた、米国の決定を批判し、軍隊への支援はレバノンの主権を支持することが重要と語った。
(略)
全文:Al-Manar TV
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Jamil K. Mroue
Publisher and editor in chief
2010年08月11日水曜日
社説
少し経緯を説明すると、米国はレバノン軍への支援を約束していた。米国のイスラエルへの支援と比べるなら「雀の涙」だけれど、レバノン軍にとっては期待できるものだった。ところがレバノン・イスラエル国境を挟み、両軍の戦闘が起こった。アラブ諸国はイスラエルを批判し、米国はレバノンを批判した。イスラエルはここぞとばかり、米国に「レバノンへの軍事支援を止める」よう申し入れた。止めるのも「あからさま」過ぎるので米国はレバノンに対しイスラエルに対して使用しないよう条件をつけた。イランが「条件のつかない」支援を申し出ている。翻訳はしなかったけれど、The Daily Starの社説(関連記事参照)は、イスラエルに振り回される米国を冷徹に観ている。
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