オマル・バルグーティ
The Guardian
2010年08月12日木曜日
イスラエルによるガザ封鎖、そしてネゲヴと東エルサレムでの増大する排除にも拘らず、パレスチナ人は、祝う何らかの理由を抱く。ワシントンで食品生協は、ボイコット運動 - 先月5年目となった - がついに大西洋を渡ったと確認する、イスラエル製品ボイコットを求め、決議を可決した。 運動への支持は、ノーベル平和賞受賞者、デズモンド・ツツやマイレド・マグワイア、そして、パレスチナ地域国連特別報告官、リチャード・フォークを含む傑出した人びとから届いた。
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BDSは、特定の政治的打開策のいかなる処方も避け、それよりも、パレスチナの人びとの3つの主要な部分に対応する国連が認可する権利:1967年以来、占領されたアラブの土地すべてのイスラエルによる占領と植民地化の終結;パレスチナ市民に対する人種差別の終結;そして、国連決議194で規定される、パレスチナ難民の家に帰る権利の承認;の基本の実現を主張する。
パレスチナ人により作成され誘導されるBDSは、反ユダヤ主義を含むすべての形式の人種差別に反対し、反-アパルトヘイトや米国市民権の闘いを動機づけた、自由・正義・平等の権利の普遍的原則に据えられる。
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「攻囲を包囲する」 - パレスチナ詩人、マフムード・ダルウィーシュの叫び - は、この文脈で新たな意味を帯びる。植民勢力に、正義への道徳的請願に留意するよう納得させるのは、せいぜい妄想だから、多くが今や、必要なのはボイコットを通して、圧迫の比率を上げて、イスラエルを「包囲する」することと理解する。
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全文:guardian.co.uk
アーカイヴ:オマル・バルグーティ:イスラエル・ボイコットの必要性 [Video](2009年12月21日)