テルアヴィヴ (Ma'an) -- イスラエル立法内閣委員会が、日曜日、エルサレムを国家優先課題領域と定める法案を支持したと、イスラエル報道陣は報じた。
他の財政的手当の中で、被占領東エルサレムを含む、エルサレムで建設する提案は、優先権が与えられるだろうと、イスラエルのニュースサイト、Ynetは述べた。さらに、法案製作者らは、パレスチナが彼らの国家の首都として模索する東エルサレムのユダヤ人人口増加を導くだろうと語ったと、Ynetは報じた。
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1967年の戦争後、イスラエルは、違法に東エルサレムを併合したが、動きは国際社会により認められなかった。国連は、東エルサレムを占領下にあると考えており、最近、その地域のイスラエル入植企業を、国際法違反として断罪した。エルサレムの運命は、イスラエルとパレスチナとの交渉で同意される、最終地位問題6題のひとつである。
国連特使、リチャード・フォークは、金曜日、「違法入植地、家屋破壊、パレスチナ人居住権の廃止といった手法による東エルサレムでのユダヤ人存在の拡大は、東エルサレムでパレスチナ首都を描くことをますます困難にする」と語った。
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全文:Ma'an News Agency
気まぐれのニュース解説(パレスチナ/イスラエル問題に馴染みない方々のために):
イスラエルは、国会(クネセト)をエルサレムに置き、エルサレムを「首都」と喧伝しており、『地球の歩き方 イスラエル』といった観光出版物なども、イスラエルの喧伝を真に受けて、イスラエルの首都をエルサレムとしているらしい、訂正したのかな? しかし国際社会は、エルサレムをイスラエルの首都とは認めていないので、首都に置かれる各国大使館はテルアヴィヴに置かれている。逆に言うなら、国際社会は、テルアヴィヴをイスラエルの首都と考えている。コスタリカとエル・サルヴァドルがエルサレムに大使館を置いていたこともあったが、何年か前、最後まで残っていたエル・サルヴァドル大使館もエルサレムを離れた。
西岸には、イスラエルの検問所があまりに多いので、ラマッラから東エルサレムに戻る途中、どうせまた出すのだからと手にしていたパスポートをなくしてしまい、わたしも、テルアヴィヴの日本大使館にタクシーを飛ばしたことがあった。せめて米国のように、東エルサレムに領事館を置いて欲しい。パレスチナが独立したなら、これは駐パレスチナ日本大使館となりうるのだから、税金の無駄遣いに当たらない。