2010年11月02日

アイルランド人ミュージシャンがイスラエル訪問拒絶

2010年11月01日

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モスクワ、(PIC)-- 著名なアイルランド人ミュージシャン、ゲイリー・ムーアは、モスクワでの記者会見で、イスラエルを犯罪国家と述べ、決して訪問しないと発表した。

 PIC(ロシア語)は、多くのコンサートで演奏するため最近ロシアに到着したムーアが、音楽に国境はないと意見を述べ、しかし、イスラエルを訪問するつもりはないと素早く注意し、多くの国々を訪問してきたと語ったと伝えた。

 彼は記者会見で、イスラエル訪問の拒絶は、パレスチナの人びとに対する人種差別政策故と語り、イスラエルの政策と、パレスチナとその人びとに関する嘘は容認できないと付け加えた。

 高名なアーティストは、イスラエルが、完璧に違うのに、戦争の被害者として自らを見せびらかす大いなる努力をふるっていると語った。

原文:The Palestinian Information Center

 嘘を見透かすことができないなら、その表現に意味はないと思う。嘘を鵜呑みにするメディアも多い。「報道ステーション」が先週、確か金曜日、ガザの「密輸トンネル」を取り上げ、「ガザ戦争」にも触れ、ハマースのイスラエル南部へのロケット弾攻撃に対する報復と解説していた。「イスラエルの嘘」を鵜呑みにした結果と言える。停戦協定を破ってガザに攻撃を仕掛けたのはイスラエルで、ガザで多くの死者を出していた。「ロケット弾攻撃」は、その停戦協定違反に対する抗議を表象する程度のもの(砂漠に落ち、誰も殺していない)、というのが、世界のアナリストの見方だ。「ガザ戦争」から2年が経とうとしているが、継続的に、イスラエルはガザに侵攻し、殆ど毎日、陸からも空からも海からもガザ住民を殺戮している。NHKのお決まりの「ハマース」の枕詞、「イスラーム原理主義組織」には笑いを禁じ得ないけれど、せめてメディアには、国家の発表を鵜呑みにしないだけの良識を備えて欲しい。
 ゲイリー・ムーアは、メディアをしのぐ。 
posted by mizya at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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