John Whitbeck
guardian.co.uk
2010年12月29日水曜日
抗議者たちはガザへのイスラエル攻撃2周年を標すデモンストレーションでパレスチナ国旗を振る。 Photograph: Mahmud Hams/AFP/Getty
12月17日にボリヴィアは、1967年以前境界全体(ガザ回廊と東エルサレムを含む西岸のすべて)の中でのパレスチナ国家の外交的承認を広げた。ブラジルとアルゼンチンの似通った承認に即刻続き、ボリビアの承認は、その独立が1988年11月15日に宣言された、パレスチナ国家を承認する国連加盟国の数を106ヵ国とした。
未だ外国の好戦的占領下にある一方、パレスチナ国家は、主権国家のための慣習上の国際法評価基準すべてを有する。その領土のいかなる部分も、他のいかなる国の主権領域としても、(イスラエルを除けば)他のいかなる国によっても認められておらず、実際にイスラエルは、その領域の小さな部分 - 拡張東エルサレム - に主権を主張するのみで、残った領域の主権を、字義的にも法的にも論議しないままとする。
この脈絡において、外交的承認を拡大する諸国の量同様質を考察することは、あるいは啓蒙的かもしれない。
世界で最も人口の多い9ヵ国のうち、8ヵ国(米国を除くすべて)が、パレスチナ国家を承認する。世界の最も人口の多い20ヵ国のうち、15ヵ国(米国、日本、メキシコ、ドイツ、タイを除くすべて)が、パレスチナ国家を承認する。
対照的に、コソボ共和国を独立国家として現在承認する国連加盟72ヵ国は、最も人口の多い9ヵ国のうち1ヵ国のみ(米国)、最も人口の多い20ヵ国のうち4ヵ国のみ(米国、日本、ドイツ、トルコ)を含んでいる。
(略)
全文:guardian.co.uk
あけましておめでとうございます。毎年のことながら屠蘇を呑みすぎて、でも大晦日、一日かけて「おせち」を準備したから、年が明けてしまえばこのようにコンピュータに向かうことができている。
ニッポンがパレスチナ国家を承認していないとはいえ、わたしは承認している。アジアの超大国を自認しながら、アジアの国、パレスチナの蹂躙に加わるニッポン政府の情けなさ。記事を読んですぐ思いつくのが better place、米国を本拠とするイスラエル企業、ニッポン経済産業省、資源エネルギー庁の膨大な助成を受ける。better placeが事業を展開する国は、ニッポン、イスラエル、米国、次のターゲットはドイツあたりか、などと、上の記事は思いつかせる。「悪の枢軸」に、いつも加わっているな、ニッポンは。