ベツレヘム (Ma’an) -- 「アラブ人民のこの偉大な頂点の瞬間に、わたしたちは、完全に動揺なく、民主主義と前進のためのエジプト国民の選択を支持する」と、パレスチナ解放人民戦線 (PFLP) は、火曜日に発表した。
パレスチナ派閥により発表される公的声明の最初で、PFLPは、30年支配者、ホスニ・ムバラクの追放を要求する、カイロと他の都市の通りに繰り出したエジプト人抗議者たちへの熱烈な支持を現した。
「わたしたちは、尊厳、自由、社会正義のために造反したエジプトの人びとに賛辞をささげる;彼ら故国の自由と人間であることの権利を求めて抗争するアラブ諸国の大衆に」と、党は、Ma'anが受け取った声明で述べた。
西岸とガザ、どちらの政府も、エジプトとチュニジアの事件に沈黙し、パレスチナの報道機関の多くは、反乱について殆ど掲載や放送をしていない。
アナリストは、沈黙を、1990年代のクウェートでの戦争遂行時、PLOのサダム・フセイン支持に対照した;彼らは、これが、パレスチナ閣僚たちが公式に話すのを控えた理由だろうと語る。
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声明は、ガザ回廊の警察が、エジプトの反乱を支持するデモンストレーションを止めた1日後に出された。活動家たちは、ガザ市で、女6人と男8人が逮捕されたと語った。
ヒューマン・ライツ・ウオッチは、ガザのハマース支配者たちが集会を解散させたと非難した。
「ハマース当局は、エジプトや他の何かについての平和的デモンストレーションを恣意的に干渉するのを止めるべき」と、集団の中東ディレクター、Sarah Leah Whitsonは声明で述べた。
「不法な逮捕を遂行し、デモンストレーターを虐待する警察は説明すべき」と、彼女は語った。
1日早く、パレスチナ当局保安部隊は、1日前に複数回尋問するため、組織者のひとりを呼び入れ、ラマッラのエジプト大使館前でのデモンストレーションを止めた。
軍は、デモンストレーターをせき立て、自らを警察署長と名のった男は、デモンストレーターが「警備領域」におり、散会しなければならないと言ったと、彼らは語った。
パレスチナ自治政府は先週、チュニジアの反乱に連帯する同様のデモンストレーションを禁止した。
ヒューマン・ライツ・ウオッチは、パレスチナ自治政府に「平和的デモンスロレーションへの恣意的干渉」を止めるよう促した。
全文:Ma'an News Agency
ニッポンでは、エジプト大使館前でのデモンストレーションは問題ない。しかし、ウォア・モンガー、アメリカ大使館前はまさしく最高度の「警備領域」、アメリカ大使館に通じる通りという通りは封鎖されており、近づくことさえできない。アメリカ大使館こそ、ニッポンの中枢なのだと、デモンストレーションに参加したことのある人たちは気づくだろう。
そして、デモンストレーションに駆けつける公安警察の多さ、デモンストレーターにカメラを向けシャッターを切る彼らの目的は何だろう。「おまえたちの顔写真は捕らえたからな」と言わんばかりのこのような行為は、警棒を振り上げて殴ることとどれほどの違いがあろう。公安警察の人権感覚の欠如、当人に断りもなく顔写真を撮るなら、犯罪ではないか。このニッポンで横行する、警棒を振り上げるより狡猾なデモンストレーション弾圧を、ヒューマン・ライツ・ウオッチは知らないのかもしれない。紛れもなく「平和的デモンスロレーションへの恣意的干渉」が、ニッポンにも存在する。
アーカイヴ:パレスチナ自治政府がラマッラのエジプト大使館前でのデモンストレーションを妨げる(02月01日)