エディンバラ公で女王エリザベス二世の夫は、1980年代、エルサレム都心部に有名な資産一区画の所有権を主張した。
Nir Hasson
WikiLeaksにより公表された、何万もの外交公電のひとつで、昨日Daily Telegraphで発表されたところでは、フィリップ王配、エディンバラ公で女王、エリザベス二世の夫は、エルサレム都心部の有名な資産の一区画の所有権を主張してきた。
イスラエルの合衆国大使館から送られた公電は、2008年に、エルサレムでセルゲイ・コートヤードとして知られた複合施設の所有権をロシアが横領した後、フィリップ王配が事実上の所有者と語る。
イスラエルの官庁と自然保護協会本部を収容する建物は、エルサレムのロシア複合施設の一部である。それは、19世紀にロシア人巡礼者の宿泊施設として、Czar Alexander IIの息子、セルゲイ王子により建てられた。
イギリス委任統治の間、複合施設は国有化され、イスラエル建国後、それは官庁に続いた。2年前に、ロシア大統領・ウラジミール・プーチンによる圧力を受け、イスラエルは、セルゲイ・コートヤードの所有権をロシア政府に移した。イスラエルの団体は現在、構内から立ち退くよう求められている。
Daily Telegraphによると、WikiLeaks書類は、セルゲイとの彼の家族関係に基づき、フィリップ王配が建物の権利を主張すると述べる。
ヨーロッパ王家血統間の結婚は、かつて一般的だったから、彼の名をエルサレムの建物に冠した19世紀のロシア王子の、唯一生きている子孫が、21世紀、イギリス女王の夫と判っても、驚くことでない。
(略)
全文:Haaretz.com
翻訳するほどの記事でなかったかもしれない。「不在者財産(没収)」法というのはつまり、パレスチナ人にだけ適用されるのだ。