
モナ・ハトゥーム
パレスチナ-イギリス人アーティスト、モナ・ハトゥームは、個人的経験を普遍的価値に繋げる素晴らしい技術で、2011年ジョアン・ミロ賞を受賞した。
今年のジョアン・ミロ賞審査員は、パリ国立近代美術館館長、Alfred Pacquement、テイト・ギャラリー元館長、Vicente Todoli、ルイジアナ美術館館長、Poul Erik Tojner、ミロ美術館館長、Rosa Maria Maletで構成された。
審査員は、彼女が「西洋の高い文化と国家を越えた政治的・文化的出来事との関係を示しながら、非西洋の現実への芸術実践を開く先駆けとなった」ので、賞をハトゥームに与えた。
「ハトゥーム以後、美術世界は、はるかに開かれ、美術界の自己中心性を弱め、まだ拡大と強化の過程にある」と、彼らは語った。
(略)
全文:Press TV
イスラエルが建国されていなかったなら、モナ・ハトゥームは、レバノンでなくパレスチナに生まれただろう。1975年、イギリスに旅した後、レバノン内戦がベイルート空港を封鎖しなかったなら、ロンドンに留まり美術学校に通うこともなかったかもしれない。しかし辿る経過は違っても、やはり彼女は美術家になっただろう。