2011年04月01日

医師らが負傷のパレスチナ少女の病院への搬送拒絶

少女を轢いたイスラエル人自動車運転者は、医師らに事故を報告したが、即刻現場から逃げた

Nasouh Nazzal、特派員
2011年03月28日

ラマッラ:イスラエル人医師らは、ヘブロンのTuramah村の入植者に轢かれた5歳のパレスチナ人少女をイスラエルの病院に搬送するのを拒絶したと、Gulf Newsは知った。

情報筋は、少女を轢いたイスラエル人自動車運転者が、イスラエル医療従事者に事故を報告したが、即刻現場から逃げたと語った。被害者、シャフド・モハマド・ガンナムは、入植者が彼女に当て轢き倒した時、学校へ通りを渡っていた。

通りは、すべてが事故の目撃者となった、生徒、教師、他で溢れていたと、情報筋は語った。自動車運転者は、伝えられるところでは、彼はスピードを出しており、事故が彼側の誤りだったと知っており、少女を轢いた後車輌を止めた。彼がイスラエルの救急車を呼んで逃げたと、情報筋は付け加えた。

イスラエル医療従事者が到着した時、彼らは少女に応急処置を施したが、重傷を負っており、入院を必要としていたにも拘らず、彼女を治療のためイスラエルの病院に輸送するのを拒絶した。

救急車は医療従事者と即座に立ち去り、被害者家族は、パレスチナの救急車を呼び、少女をヘブロン公立病院に急送、ICUに収容された。

(略)

全文:gulfnews.com

 轢逃げ犯人であるこの入植者は、わたしの知る限り、最も「善良」かもしれない。スピードを出しており、少女を轢いたが、救急車を呼んでいるところをみると、少なくても故意に轢き殺そうとしたのではなさそうにみえる。アーカイヴには、故意に轢き殺そうとした記事がいくつもある。中には発進とバックを何度も繰り返して、倒れたパレスチナ人に乗り上げる入植者ドライバーのヴィデオさえ含まれる。この記事で注目すべきは、救急車に乗る医療従事者(医師が含まれていたのかどうか定かでないけれど)の搬送拒否だろう。
posted by mizya at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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