2011年04月18日
イスラエル軍報告は、「拷問された」ティーンエイジャーの自供に依存し、アワルタの集団懲罰を免除しない。
昨日、イスラエル政府は、先月の西岸入植地、イタマルでのフォーゲル一家家族5人の殺人、イタマル事件で、彼らが「解明」と呼ぶものを発表した。Ynetニュースの見出しは、イタマル事件「解決」と呼ぶ。
3月11日の殺人以来、シン・ベト、イスラエル占領軍、警察は、近くのパレスチナ村、アワルタを、日常的に襲撃し包囲して、頻繁でないなら散発的に村人を拘留し、外出禁止令を強い、メディアアクセスを縮小した。殺人に続いて即刻、全村は「軍事閉鎖区域」と宣言され、頭上を無人機が飛び、村は、水、食糧、ガスの供給を制限された。
600人から700人の村人が逮捕されたとMa’an newsは報じた。人権擁護集団、Addameerは、無差別集団懲罰のひとつとしてアワルタでのキャンペーンを糾弾し、国際社会の介入を求めた。何百もの逮捕があり、「逮捕令状が示されることはなかった」と、権利擁護集団は語った。
パレスチナ自治政府代表、ガッサーン・ハティブは、アワルタでのイヴェントを「アワルタの住民に対してイスラエル占領軍により犯された蛮行の終わりなきキャンペーン」と呼んだ。
メディア箝口令のため、アワルタから現れる公式のイスラエルニュースはなかったが、4月17日日曜日、イスラエル当局は、その解明を発表した。青年ふたり(同姓を共有するが、直接の関係はない)、アムジャド・アワド、19歳と、ハキム・アワド、18歳が、殺人を犯したと認めた。
精査なしで、Haaretz、New York Times、Arutz Shevaにより採用されたイスラエル占領軍報告は、殺人の実況報告を提供する。容疑者ふたりは、軍によれば、彼らが自身の犯罪を詳述したフォーゲル家の家に連れられた。イタマル隣人のM16を盗んだ後、彼らは、眠っている子どもふたりを突き刺し、フォーゲルの両親を撃ち、泣き叫ぶ赤児をナイフで黙らせた。
彼らの自供は長期の尋問後起こったが、しかしながら、強制の結果かもしれない。
「5カ月前に、ハキムは手術を受けた」と、ハキムの母親、ナウェフ・アワドはYnetに語った。「わたしは、彼が拷問され、自白を強要されたと確信している」。
11月の精巣手術からまだ回復途上だったから、ハキムはそのような身の毛のよだつ犯罪を遂行できなかったと、ナウェフは語った。 彼女はまた、3月11日、殺人の夜、「彼は家にいて、9時半に寝た」と述べた。
ハキムの姉妹、ジュリアもまた拘束され、尋問され「厳しい精神的圧力」下に置かれたとナウェフは語った。
イタマルは、パレスチナ西岸に位置する、国際法下、違法な121のイスラエル入植地のひとつだ。パレスチナ人の中で、イタマルはより硬直した正統派入植地のひとつとの評判を持つ。
原文:Palestine Monitor
アーカイヴ:社説:短絡な応答(03月22日)