インタヴュ
Mathilde De Riedmatten、ICRC(赤十字国際委員会)ガザ副-代表部(正-代表部はおそらく西岸、ラマッラあたり)、副代表は、沿岸飛び地の状況と、普通のガザ住民が、どのように日常生活をなし得るかについて話した。
あなたは、ガザ回廊の今日の人道状況についてどのように説明しますか?
ICRCは、回廊の150万人が、通常の尊厳ある生活を送ることができない事実に関して、懸念しています。殆ど誰もガザ回廊を離れることができず、ガザ住民の多くが家族がおり、以前仕事を持っていた西岸に行くことさえできません。
医療施設は、医療機器、建設資材、維持に必要とされる多くの物資の輸送への、イスラエルにより課された制限を被っています。上水と下水設備は、何十年間も痛められた状態にありました。それらがかろうじてとはいえ、正常に運転できる状態で残っている事実は、いくつかの人道組織の努力の賜物です。(略)
(略)
ICRCスタッフは絶えず、イスラエルに近い地域に住み働く以外代替手段を持たない、農夫たちや瓦礫採集者たちといった、民間人の状況をモニターします。ガザ内に300メートル拡張するフェンスに沿った地域は、イスラエル国防軍により立入禁止区域であると宣言されました。ガザ回廊内に1キロメートル近く拡張する、はるかに大きな地域は、イスラエル軍の侵攻と実弾使用のため危険と考えられています。民間人がそのような事件で直接被害を被る時はいつも、わたしたちは、事件を記録し、関係する党派との相互的で心おきない配慮を強めます。
経済状況についてもう少し話していただけますか?
(略)
イスラエルにより課される、輸入の厳しい制限と輸出の殆ど完全な禁止で、景気回復は不可能になります。失業率は現在、およそ40パーセントとなります。経済が回復しない限り、それは破壊的に高いままで残るでしょう。この困難な状況は、先立つ繁栄の経済部門の崩壊により既に引き起こされた、無視できない困難を悪化させます。
数年間、農業に適した土地へのアクセスは、イスラエルに近い地域に課された制限や、イスラエル国防軍による、土地の覆しや樹木の破壊で浸食されてきました。さらに悪いことに、肥料、害虫駆除剤などの農地に投入するいくつかの、高価格、あるいはむしろ完全な欠乏と、輸出機会の欠乏が、基幹部門に重くのしかかりました。加えて、イスラエルが、ガザ海岸線から3海里まで、漁業許容海域を狭めてきた結果、多くの漁師が、生計を失ってきました。
(略)
イスラエルは、2010年6月に封鎖を緩和しました。それはガザの普通の人びとの生活に明確な効果を持っていましたか?
ガザを出る人びとの移動制限は、変わらず残っています。過酷な支配と結合した現在のイスラエルの許可システムは、厳しい安全基準を充たす医療を必要とする人びとだけが、ラファ検問所を通ってエジプトか、エレツ検問所を通ってイスラエルに離れるのを許されることを意味します。他の人びとは全く殆どガザを出るのを許されません。
ガザへの物資の通関もまた、量に関してだけでなく、許容される詳細項目に関してもまた、まだ非常に制限されています。長時間の遅延は頻繁です。許容される物資のいくつかは高価過ぎて、その有効性は、それらを決して入手できない住民の多くの大多数にとって、ほとんど問題となりません。カーネーションやいちごといったいくつかの換金作物輸出のメディア報道がありましたが、ガザ回廊からの実際的輸出レベルは、殆どゼロで残っています。領域の基盤整備や景気回復に必要とされているにも拘らず、建設資材や原料の輸入は、まだほとんど禁止されています。
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全文:ICRC Resource Centre
関連記事:「UNRWA:パレスチナ難民の健康はまだ危険」Ma'an News Agency
2011年05月22日
エルサレム (Ma'an) -- 土曜日に発表された年次報告によれば、パレスチナ難民の国連機関は、健康管理業務提供で「主要で圧倒的」挑戦に直面する。
主要領域 - 幼児死亡率減少を含む - での前進にも拘らず、パレスチナ難民は、非-伝染性病気の上昇を含む、健康危機の増加に直面すると、UNRWAは述べた。
「高いレベルの貧困、失業、社会的差別もまた、例えば、健康管理への限られるアクセスにより、難民の健康に悪く影響する」と機関は述べた。
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イスラエルによる、ガザ回廊への継続的不法封鎖と、西岸での移動制限が、健康管理産出に影響したと、UNRWAは述べた。
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