Francesc Cabré Sánchez
Alternative Information Center (AIC)
イスラエルは、被占領パレスチナ領域の水源の殆どを支配し、この命に関わる液体へのパレスチナ人のアクセスを深刻に妨害する。「公正に渇く」キャンペーンは、この問題を世界的議題に載せようと目指す。

ガザと西岸のパレスチナ人は、ふたつの領域に繋がりを欠くにも拘らず、問題を共有してきた。最も深刻なひとつが、水の必要を満たすことでの障害だ。パレスチナの建物の多くが、屋上に雨水を集めるタンクを持っているのは偶然の一致でない - これは生存に不可欠だ。
給水問題は、ユダヤ市民の利益のためにパレスチナ人を害し、国際法に違反するイスラエル政策により引き起こされる。アムネスティ・インタナショナルなどの組織の報告は、主としてイスラエル支配下にある領域での水資源の分配が、決して公正でなく、それがパレスチナ人の健康と環境に深刻な結果を生んでいると示す。
ヨーロッパ政府と市民たちに影響を及ぼし、この領域での慣例を変えるようイスラエルへの圧力を目的として、Oxfam、Save the Children、ユニセフを含む30組織ほどが集まった集団、緊急上下水衛生集団 (EWASH) が、3月22日、「公正に渇く」キャンペーンに乗り出した。「パレスチナ人は、需要を満たすに足る潜在的水を持っているのに、イスラエルが法律を遵守しないので、それにアクセスできない」と、キャンペーン報道担当、ズィヤード・ルナティは語った。
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全文:The Alternative Information Center (AIC)
先行記事:「専門家:ガザの水の95%は飲めない」Gaza TV
2011年05月27日
ガザで木曜日に持たれたMizan人権センターによる主催のワークショップで、パレスチナの専門家たちは、ガザ回廊の地下水95%が、飲用に適さないと語った。
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アーカイヴ:パレスチナの水危機は悪化する(2010年10月18日)