Elior Levy
2011年07月09日
この数日、イスラエルへのフライトを試みた親-パレスチナ活動家何百人もが、ヨーロッパで妨げられ、数十人がベン-グリオン空港で逮捕されたが、彼らの何人かは、警察を回避して、パレスチナ自治政府領域に到達したと判明する。
パレスチナ関係筋は、Ynetに、金曜日にイスラエルに到着した外国人活動家50人ほどが、既に西岸に入ったと語った。土曜日、彼らは、エルサレムに到達するため、ビリンとカランディア検問所に向うと思われる。
「わたしたちは、更なる活動家たちがイスラエルへの途上にあると知っており、彼らは、今夜にも到着するだろう」と、フライ-インのパレスチナ人主催者のひとり、ファディ・カタンは、金曜日夜、Ynetに語った。
彼は、活動家50人が、先週を通じ既に西岸に入っていた他の50人に合流したと語った。
連帯運動指導者のひとり、サラ・ハワジャは、国際活動家1,000人ほどが、土曜日、イスラエルに到着する予定だったが、国により取られた動きのため - 到着は100人未満となった。
(略)
全文:Ynet news.com
「フライティラ」は、小艦隊「フロッティラ」からのメディアによる造語、イスラエルや世界のメディアは、ガザ自由小艦隊のフライト版と喧伝しているが(恐らくその方がハマースとの関連を謳って非難しやすいから)、フライ-イン主催者たちは、ガザの封鎖と状況において大差ないヨルダン川西岸が、当初からの目的地としている。イスラエル占領下にあるパレスチナが訪問の目的地である場合、そこに到達するための境界のすべてをイスラエルが管理するとき、世界市民はどのようにしてパレスチナに到達しうるのか問う行動である。
わたしたちがパレスチナに入る場合、境界を管理するイスラエル占領軍(わたしの場合、ヨルダンと被占領西岸の境界、アレンビーを使うので、管理するのは占領軍)から「どこを訪ねるのか」と問われ「エルサレム、ベツレヘム、ヘブロン、ラマッラ」などと答えるとあからさまに「被占領西岸」と言っているようなものだから「ナザレ、ティベリア、テルアヴィヴもパスポートをなくしたら」などと西岸以外の都市も付け加えて誤摩化す。
フライ-インは、「どこを訪ねるのか」と問われ「パレスチナ」と応える運動なのだ。