ジグムント・バウマンは、イスラエルが「平和を怖がり」「非良心的行為を正当化するため、ホロコーストを利用する」と、ポーランド週刊誌「Politika」とのインタヴュで語る。
Roman Frister
ユダヤ人社会学者でこの時代最も偉大な哲学者のひとり、ジグムント・バウマンは、今週、イスラエルを、平和を欲しておらず恐れていると語り酷評した。
バウマンは、イスラエルが「非良心的行為を合法化するのにホロコーストを利用する」と語り、分離フェンスを、ホロコーストで死んだユダヤ人何十万人もがいたワルシャワ・ゲットーを囲む壁と比較した。
ベツレヘムの分離壁の壁で囲まれたクリスマスツリーのメタ(メタファー?)落書き
Photo by: Olivier Fitoussi
重要なポーランド週刊誌、『Politika』への長いインタヴュで、バウマンは、イスラエルが和平に関心ないと語った。「イスラエルの政治家らは、戦争なしで、そして総動員なしで、生きる術を知らないので、平和を恐れ、平和の可能性に恐怖で震える」と、彼は語った。
「イスラエルは、境界沿いのコミュニティに落ちてくるミサイルを悪いものと看做さない。これに反して彼らは、この発砲がなければ、心配で不安にさえなるだろう」と、ポーランド-イギリス人社会学者は語った。
一時、イスラエルに住んだバウマンは、戦争と軍事警戒の状態が、自然であり避け難いと、イスラエルのより若い世代が、理解を高めてきていることに懸念を表明した、彼がHaaretzに書いた記事に言及した。
ポーランド大衆は、共産主義政権が六日戦争後に指揮した反-ユダヤ主義プロパガンダ・キャンペーン以来、そうしたシオニズムやイスラエルに対する痛烈な非難を聞くことがなかった。
当然ながら、指導的ユダヤ人名士らは、それに反対した。
(略)
全文:Haaretz.com
ジグムント(ジークムント)・バウマンは読んだことがなかったけれど、日本語に翻訳されている本も多いから、読んでみたい、と、この記事を読んで思った。