国連駐在PLO大使、リヤド・マンスールが、ニューヨークの国連本部で、記者団と話す (Reuters/Shannon Stapleton)
Jared Malsin
国連 (Ma'an) -- パレスチナの国連加盟申請が安全保障理事会での決定的試験に直面するとき、パレスチナとアメリカの官僚たちが、一握りの国々の投票のため、外交的主導権を争っている。
官僚や専門家たちは、合衆国が、理事会15ヵ国の大多数を確実とすることからPLOを妨げる目論見で、安全保障理事会メンバー諸国に、反対票を投票するか棄権するよう説得するため、外交的圧力を行使していると語る。
「これは大きな外交の戦いだ。それは、安全保障理事会の国々の首都に、重くのしかかり続けるだろう」と、国連駐在PLO大使、リヤド・マンスールは語った。
中国、ロシア、インド、レバノン、南アフリカはすべて、パレスチナ努力の支持を宣言した。ブラジルは、措置に賛成票を投じると予測される。
合衆国は、イスラエル支援から、申請への拒否権行使を脅したが、PLOが大多数の支持を勝ち得なければ、世界の国々の殆どの支援を享受すると考えられる措置を公的に阻止する政治的結果からワシントンを救い、この選択肢を行使する必要がなくなる。
(略:長いので)
全文:Ma'an News Agency
殆どの国が反対していた「パレスチナ分割決議」に賛成票を投じるよう圧力をかけたのはトルーマンだった。ルーズベルトが亡くなって、副大統領から大統領となったトルーマンの二期目は、彼の初めての大統領選で、ユダヤ票目当てだった。結局のところ米国は、65年前と変わらないことを繰り返している。
恥も外聞もなく「拒否権」を行使してきた米国が、今回ばかりは「拒否権」行使を躊躇していることを、ワシントンのパレスチナ・センターシンクタンクが「興味深い」と語っている。米国が非常にハードに取り組んでいるので「拒否権行使」はなくなるだろうとも。(原文参照)