by Juan
国連教育科学文化機関は、合衆国と、世界でワシントンをさらに孤立させ、かつその影響力を減少させるように見える、国連との間の危機を引き起こし、月曜日、パレスチナの完全加盟を承認した。
ユネスコ投票は、様々な国連機関でのそのような受理の殺到の起点となりうる。パレスチナが、来月の国連安全保障理事会で、大多数を得ることは今ありそうもないが、常に来年がある。また、多くのUN機関組織によるパレスチナ承認は、いずれにせよ、ユネスコの圧倒的多数投票に類似作用をもたらし得る。
ノルウェーとアイルランドといった国々は、パレスチナ代表を完全な大使館地位に格上げしたいとシグナルを送り、また、ユネスコ投票のような、すべての国際的投票は、この方向にさらに促進する。同様に、大使館地位も、土地や水の横領といった不法行為で、第三国の裁判所でイスラエルを訴えるため、国々のいくつかでパレスチナを立ち向かわせることを与え始め得る。
1990年代に、連邦議会により可決された法律が、パレスチナを承認する国連団体への資金提供を米国に禁ずるので、オバマ政権は、ユネスコへの、機関予算の5分の1を占める年間8000万ドルを引き上げるしかない。しかし、この手段が実際に意味するのは、米国がユネスコに対する影響力を失うということで、また本当に、組織のメンバー資格をさえ失うかもしれない。ユネスコは、事務所のいくつかを閉じ、従業員を削減しなければならないかもしれない。あるいは、サウジアラビアや中国といった他のどこかが、ユネスコに対する影響力を得るため、米国負担の8000万ドルを拾い上げるかもしれない。
動きが普通になるなら、米国は、さらなる孤立さらなる無力に追詰められる。国際原子力機関がパレスチナをメンバーと承認するならどうだろう? 米国が資金カットするなら、米国は、核濃縮計画に関し、イランに圧力をかけてきた主要な舞台を失う、など、など。
イスラエル・ロビー(キリスト教シオニストを含む)の連邦議会への圧倒的影響は、米国を、増大する国際的孤立と弱体の方向へと導く。パレスチナに反対する米国投票は、アラブ衛星TVニュース番組のヘッドラインで、また、インドとロシアでさえ、米国を鬼と看做す投票だ。
ユネスコ投票は、賛成107票、反対14票、棄権52票;14票は欠席だった。投票は、「イエス」あるいは「ノー」に投票する国々の3分の2の大多数により勝ち取られなければならない。したがって、この状況での棄権は、多かれ少なかれ、パレスチナ勝利を助けることだった。
その投票パターンは、同様に、世界での米国影響の形を明かす。投票は、単に西側諸国対他、ではなかった。ラテンアメリカ、アフリカ、アジアは、パレスチナ加盟を強く支援し、結局フランスもまたそのようにした。英国とイタリアは、反対投票するよりはむしろ棄権した。BRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字:いわば滅び行くG7の後がま諸国 - mizya)、ブラジル、ロシア、インド、中国はすべて、賛成票を投じた。世界に残された親-シオニスト国家がたった14ヵ国、合衆国とイスラエル自身を除けば12ヵ国だけと、見える。
(略:長い、まだ半分にもならない)
全文:Informed Comment