2011年12月21日

一滴でない:イスラエルが子ども時代の思い出と共に泉を奪う

2011年12月19日月曜日
Emma Mancini for the Alternative Information Center (AIC)

ムスタファ・タミミは、占領、違法ユダヤ人入植地、村の泉のイスラエルの占有に反対してデモンストレーションする、ナビ・サレでの毎週の抗議で、殺された。ナビ・サレが、水を取り巻く最も目に見える闘争のひとつに違いない一方で、西岸にはイスラエルが水資源を奪い、入植地のためにそれらを転じてきた他の多くの場所がある。あるパレスチナ人男性が、そうした泉のひとつとの彼の子どもの頃の結びつきを話す...

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かつてアルアウジャの泉を満たした水を支配するポンプ (photo: Emma Mancini)

アブダッラは、空の流床を凝視し、彼の顔が断念する。この美しい晴れた日に、彼の子ども時代の小川が完全に干上がったのを見いだすなど、彼は予期してなかった。水のない流床の傍らに、通電柵によって護られた巨大なイスラエルのポンプがある。

「アルアウジャには、小川が始まる泉があった」と、ベツレヘム地方、ウッベディーア村のアブダッラ・アウダッラ、29歳は、Alternative Information Centerに語る。ヨルダン渓谷でのイスラエルによる土地と水の没収について議論するため、外国人の一団と共に、彼はここに来た。ツアーは、アルアウジャの泉で終るだろう。しかし、水はなくなった。

一滴でない:イスラエル当局は、かつて絶え間なく流れた小川から水を引き、ヨルダン渓谷の農業入植地に送るため、発電機を建設してきた。エリコで使われた泉は、今、もっぱらイスラエル人入植地のため蓄えられる。

「アラビア語で『アウジャ』は『反対方向に』を意味する」とアブダッラは説明する。「長くのびる水は、流れ去るのでなく流れ上がったから、わたしたちは小川をそのように呼んだものだ。高い圧力と速度のため、水は、(上流に)流す必要のあるあおりを受けた」。

泉が比類ないばかりでなく、それは砂漠を緑に色づけた。それはまた、パレスチナの子どもたちの教材として役立ったと、アウダッラは付け加える。

「西岸の学校の多くが、エリコやアルアウジャへの遠足に生徒たちを連れて来たものだ:それは、水と魚の間で一日を過ごす、そして基本的で重要な資源のひとつを学ぶ、完全な場所だった。イスラエルに入るために必要な許可の不足で、パレスチナ48(1948年以前のパレスチナ、現在のイスラエルを指す:訳注)、ティベリアスに遠足を組織できるパレスチナの学校はない。したがって、アルアウジャは、水の重要性を考える唯一の場所だった」。

「わたしがはじめてここに来た時」と、彼は続ける、「わたしは15歳だった。1997年だった。最初、わたしは、小川と水に浸した足のまわりで戯れる魚を見た。小川の傍らで、草は緑だった。パレスチナ人家族の多くが、ピクニックにアルアウジャに来たものだ。しかし常に心配し、恐れて:泉は、イスラエル支配下、エリアCに位置し、そして、多くのイスラエル組織が、ここへのツアーを組織した。イスラエル軍はしばしば、パレスチナ人を追い出した:わたしは、逮捕されたり捜索されたりを覚えている」。

「そして今日、わたしはそれが空と見いだす」とアウダッラは語り、彼の目は、流床に留まる。「この場所は砂漠で、生命は何もない。わたしは虚しく、この流床と同様悲しく感じる。ラス・アルアウジャのベドゥイン・コミュニティは、今どのように生きているかと思う:彼らは、水のためにここに腰を据えた。彼らは、羊とヤギのための新鮮な草と飲料水を持っていた。今や、確実に、彼らは、イスラエルの会社からタンクを買うことを強いられる:1タンクあたり200シェケルかかる」。

ヨルダン渓谷連帯 (JVS) - 地元民衆委員会と国際的支援者ネットワーク - の活動家たちは、アルアウジャがかつてオアシスだったと説明する。家族たちが、釣りをしたり泳いだり、バナナ木立の中でピクニックするためやって来たものだった。1972年、イスラエル民間会社、Mekarot--その51%をイスラエル国が所有する--は、アルアウジャで、帯水層の容量を減少させる、深い井戸2本を掘り始めた。

何年か前、イスラエル当局は、小川を完全に干上がらせ、泉から水を直接汲み出すポンプ建設により、プロジェクトを完了した。水は、他の方法でも、ヨルダン渓谷のパレスチナ人から盗まれた -- イスラエル人が300メートルの深さまでの井戸を掘ることを認められる一方、パレスチナ人は160メートルを超えることはできない。したがって、水資源は、実際問題として、到達不能となる。

ヨルダン渓谷で、パレスチナ・コミュニティは、西岸の水資源を独占するMekarot会社からタンクを買うよう強いられる。JVSによれば、パレスチナ人は、水1タンク当たり輸送費を加え、200シェケル(50米ドル以上)を支払う。

「水1立米は、パレスチナ・コミュニティに30シェケルを費やさせる」と、ヨルダン渓谷連帯のメンバー、ファティ・ヒドゥラトはAICに語る、「その一方で、(イスラル人)入植者らは、1立米あたり3シェケル支払う」。

西岸で、パレスチナ人が大多数を構成する一方、入植者らは一人当たりの平均で、4倍分の水を消費する。

(略)

全文:Alternative Information Center (AIC)

アーカイヴ:パレスチナは公正に渇く(05月31日)


posted by mizya at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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