「イスラエルの安全とパレスチナ国家権の実現は、対立する目標でない」と、英国国連大使は語る。
Associated Press
失望させられた国連安全保障理事会メンバー14ヵ国は、火曜日、パレスチナ領域でのイスラエルによる加速される入植地建設のいかなる非難も阻む合衆国を指差した。
ロシア国連大使、Vitaly Churkinが、歴史的と呼んだ動きで、火曜日、イスラエル-パレスチナ紛争解決に向けた進展の欠乏を非難する中東に関する理事会会議が閉会した後、殆どすべての地域ブロックの外交官は、理事会でマイクに歩み寄り表明した。
現在の理事会議長、Churkinは、欧州連合議会の4カ国、非同盟運動、アラブ集団、インド、ブラジル、南アフリカを含む新興勢力集団の声明で溢れ出た、イスラエル-パレスチナ会談での袋小路に関する失望を語った。
明白に合衆国に言及して、Churkinは、ある代表団が、事態は独力で「奇跡的に」解決すると信じていると、軽蔑的に語った。
「前提条件のない二国間交渉の要請は、求める正常なものに見えるだろう」と、彼は語った。
しかしChurkinは、パレスチナが、イスラエルによる軍事や他の措置すべてに圧倒され、前提条件もなしで、彼らは、交渉での公正な扱いを得ないだろうと語った。
ヨーロッパの主要米国同盟国を含み - 外交官たちはまた、イスラエル入植者らによる暴力拡大に対する措置を、理事会が講じないことを批判し、イスラエル-パレスチナ交渉のスピーディーな再開を促した。
EUメンバーのフランス、ドイツ、ポルトガルのためにも話して、英国国連大使、マーク・ライアル・グラントは、「イスラエルの安全とパレスチナの国家権の実現は、対立する目標でない」と語った。
「反対に、それらは目的を相互に強化する」と、彼は語った。「しかし、入植地建設と入植者の暴力が続くかぎり、それらは達成されないだろう」。
主として開発途上国の非同盟運動を代表して話した、南アフリカ国連大使、Baso Sangquは、パレスチナ市民に対する入植者攻撃が、今年50パーセント増加したと語り、イスラエル入植地建設を「イスラエル-パレスチナ紛争の二国家解決のための主たる障害」と呼んだ。
合衆国が、名指されては触れられなかった一方、外交官たちの怒りは、2月に、他の理事会メンバー14カ国に支持された、入植地建設すべての即時停止を要求した決議に、拒否権行使したワシントンに明白に向けられた。
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全文:Haaretz.com