2011年12月21日
International Solidarity Movement (ISM) 、西岸
イスラエル軍の兵士らは、12月21日午後、ヘブロン旧市街にあるイブラヒミ・モスクに入った。男と女の兵士らは、ある種のツアーであるかのように、モスクと男たちの祈りの場所に入った。モスクに入るとき、靴を脱ぎ、女たちが髪を覆うことは、イスラームでの習慣だ。この習慣にも拘らず、兵士らは靴を脱がず、集団の女兵士らは髪を覆わなかった。
更に、兵士らのふたりは、兵士集団「保護」のため、重武装だった。この時、モスクにたまたま居合わせたISMの国際ヴォランティアは、なぜモスクに入ったのか、兵士らに尋ねた。兵士らは「モスクを訪ねたかった」と答えた。
ISMヴォランティアはさらに、靴と武器を携えたままモスクに入る兵士らの選択と、女兵士らが髪を覆う習慣をなぜ考慮しなかったのか質問したが、返答を拒絶された。
宗教上の聖域に歩み入るときの、兵士らの宗教的習慣考慮の拒絶は、国際法下、違法な西岸のイスラエル占領の文脈に置かれるべきである。
PalReportsKhalil
(略)
全文:International Solidarity Movement
イブラヒミ・モスクは国際的観光サイトだから、モスク前のイスラエルの検問所3ヵ所を通過し、わたしも訪ねたことがある。イブラヒミ・モスクは国際的観光サイトだから、わたしのような無神論者が訪ねてきた場合のために、前室の壁にフード付きマントが並んでいる。車にスカーフを残してきたことを後悔しながら、マントの一枚を取って頭に被る。例えばヨーロッパの教会で、タンクトップにショートパンツの入場者に提供するマントを準備しているのと変わらない。シナゴーグもいわゆる「嘆きの壁」も、男と女の祈りの場所を分けている。イスラエル兵らにとっては馴染んだ習慣の筈なのだが、占領が意識を狂わせる。