2011年12月25日

「イエスが現れるのが今年なら、ベツレヘムは閉じられる」

ベツレヘム北部の土地に建設された入植地回廊が、歴史的双子都市、エルサレムから都市を切り離す恐れ

Phoebe Greenwood、ベツレヘム
guardian.co.uk
2011年12月22日木曜日

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パレスチナ人羊飼いが、ベツレヘムに近いイスラエル入植地、ハール・ホマ近くで彼の群を見る。 Photograph: Abir Sultan/EPA

ヨセフとマリアが今日、ベツレヘムに向っているなら、クリスマス物語は少し違っていただろうと、町の教区司祭、イブラヒーム・シュマリ神父は語る。カップルは、ホテルの部屋を見つけることはいうまでもなく、市に入るため苦闘するだろう。

「イエスが現れるのが今年なら、ベツレヘムは閉じられるだろう」と、ベツレヘムのベイト・ジャッラ教区司祭は語る。「彼は、検問所か分離壁かで生まれなければならないだろう。マリアとヨセフは、イスラエルの許可証を必要とする - あるいは観光客であるか。

「これは実際、ベツレヘムのパレスチナ人にとり大問題だ:彼らが、わたしたちを完全に閉め出すとき、何が起こるだろう?」

(略)

かつてベツレヘム北部だった18平方kmに建設されたイスラエル入植地回廊は、歴史的双子都市、エルサレムから都市を切り離す恐れがある。イスラエル当局にとって、これらは、1967年以来、エルサレム地区だった。入植地のひとつ、ハール・ホマは、天使が、地元の羊飼いたちにキリスト生誕を報せたと言われている土地に建てらる。ハール・ホマともうひとつの入植地、ギロの間の土地の回廊地帯は、まだ、エルサレムにベツレヘムを繋いでいるが、10月に発表された新入植地、Givat Hamatos建設は、数年でこれを塞ぐだろう。

欧州連合と国連は、機械的にイスラエルの一方的入植地拡張を非難するが、10月、EU高等弁務官、キャサリン・アシュトン男爵夫人は、Givat Hamatos建設が、「エルサレムとベツレヘムの間の地理的隣接を切り離すだろうことをことさら懸念する」と警告した。

ヨーロッパの懸念は、イスラエルの進行を遅らせていない。先週、ハール・ホマに新住宅500戸、ベツレヘムの西境界上、Betar Illitにさらに348戸が承認された。今月の初め、加えて267戸が、国防省がまた、入植者らに、パレスチナの土地で農場を始める許可を与えた、市の南部郊外の縁まではびこる入植地のため認可された。これは、ハール・ホマ、ギロ、Givat Hamatosに、既に予定された、新アパート6,782戸に加えて、である。

(略)

シュマリ神父の見解は、より陰鬱だ:「わたしが教会戸籍簿を見下ろすとき、地域の歴史的家族名の多くが既にいなくなった。20年で、ベツレヘムにはもはやクリスチャンがいないだろうと、わたしは思う」。

ベツレヘムの人口統計専門家で、パレスチナ大統領、マフムード・アッバスの顧問、ジャド・イサック博士は、物理的な開発規制に加え、ベツレヘム経済は、土地の喪失とパレスチナ活動の制限により抑圧されていると語る。

(略)

「ベツレヘムの小さな町? それはまもなくイスラエル入植地に四方八方を囲まれた小さなゲットーになるだろう」と、彼は予告する。「わたしたちは、ベツレヘムを救い得る段階を既に通り越した。率直に言って、だからわたしはもはや、クリスマスを祝福しない」。

全文:guardian.co.uk


posted by mizya at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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