2012年01月28日

イランとの「愚かな戦争」の回避

フィリップ・ジラルディ
2012年01月26日

(長いので要点のみ)

メディアと専門家らは、合衆国がもうひとつの戦争を開始するため、国民を説得しようと、事実を故意にゆがめてきた。9/11以来、合衆国の強硬派は米国セキュリティに対する主な脅威として、次から次へとムスリム国を描き出す。彼らは、スーダン、ソマリア、イエメン、イラク、パキスタン、リビア、アフガニスタンに対する攻撃を正当化し、シリア、ガザ、レバノンへの、イスラエルの軍事行動を支持した - 実にムスリム諸国10ヵ国。

最近、共和党大統領候補、ロムニー、サントラム、ギングリッチすべてが、軍事力によるイランの武装解除を約束する。ロムニーがネオコンを抱える一方、ギングリッチは、イスラエルの熱烈な支持者でラスベガス億万長者、Sheldon Adelsonから、少なくとも500万ドルを受け取った。

議会、シンクタンク、メディアでの主戦論者は、イランが合衆国にとり脅威となる核兵器をつくっていると意味すると彼らが解釈する、2011年11月発行の国際原子力機関 (IAEA) 報告を利用する。しかし実際、IAEAドキュメントは、本質的に事実に基づくものでなく政治的なものだ。それは殆ど合衆国とイスラエルによりなされた、イランの信用を傷つけるためしばしばでっち上げられた情報を使用した古い諜報評価に基づく。実際、IAEAは、イランの核施設への定期検査訪問を行い、その現場を監視するTVカメラがある。

(略)

ノーベル平和賞受賞者で元 IAEA 事務局長、正真正銘の核専門家(これは現事務局長、ユキヤ・アマノへの皮肉と読み取れる、専門家は米国の道具に遜ったりはしないとの - mizya)、モハメド・エルバラダイは、「イランを明白で現実の危険と考えない。わたしが見るすべては、イランにより持ち出された脅威についての誇大宣伝のみだ」と最近語った。そして、彼は、その判断をする唯一のひとでない:(他の例、省略)

必要なかった戦争に合衆国を導くため、偽情報や当てこすり維持を使用した「イラクWMD(大量破壊兵器)脅威」の焼き直しに、アメリカ国民が再び騙されることは驚くべきことだ。(略:イスラエルにとっての脅威を合衆国の脅威とすること)そして、イスラエルは、弾道ミサイルに装着した核兵器200発、潜水艦から発射できる巡航ミサイルで武装され、無防備では全くない。

(略;何しろ長い)

ワシントンは既に、アフガニスタンのみで、1年当たり1000億ドルを費やしている。反-イランロビーは、何年も攻撃の太鼓を打ち鳴らしてきているが、イスラエル擁護者何人かが何を主張しようと、アフガニスタンの上にもうひとつアジアへの戦争を重ねることは、アメリカ・イスラエルの利益とはならない。イラン大統領、マフムード・アハマディネジャドが、「イスラエルを地図からぬぐい去る」と語ったと主張する「専門家」は、間違えて受け取った。正真正銘の言語専門家たちは、ペルシア語オリジナル・ステートメントは実際、「イスラエルはいつか崩壊するだろう」というものと指摘した:「イマームは、エルサレムを占領するこの政権が時間のページから消えなければならないと語った」が正確な翻訳だ。言及されるイマームとは、故アヤトラ・ホメイニだ。それは、脅威から遠く、恐らく希望的観測だ。実際イランは、トルコ帝国と戦った17世紀以来、近隣諸国を攻撃したことがなく、イスラエル攻撃を脅したこともなく、合衆国を脅したこともない。

(略:大統領候補だったバラク・オバマのイランとの対話の空公約)

米軍は、オバマ大統領がかつて、イラクでの「愚かな戦争」と呼んだものを、最近締めくくり、したがって、はるかに大きな、よく準備された、3倍以上の人口の国とのもうひとつの愚かな戦争を企てないことこそ義務である。(略)そのような戦争は、誰かの主張に反して、合衆国、イラン、あるいはイスラエルにとってさえ、いいことなどなく、誰をもより安全にしないだろう。

全文:Anti War.com


 今朝のNHK番組、「ニュース深読み」(と、いったような番組名)で、イランの核開発と米国との反目を取上げていた。コメンテータは、「イスラエルを地図から取り除く」と書かれたパネルを掲げてみせ、アハマディネジャドが語ったと説明、ゲストが「怖え〜」などと応じる。この番組が基づくのは米国報道であって、真実ではないと、上の記事を読むなら判るだろう。イラクへの戦争ラッパに踊ったのは、アメリカ国民ばかりでない、コイズミの踊りに引きずられたニッポンジンも踊ったわけで、「再び騙される」のは、何もアメリカ国民ばかりでない。イスラエルの脅威を潰したいと米国が考えるなら、イスラエルロビーに惑わされるアメリカ国民の馬鹿さ加減、なにもニッポンまでその愚かしさにつきあう必要はない。

アーカイヴ:イランへの戦争にノー、もう戦争はたくさん!!!:署名を(01月17日)


posted by mizya at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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