ラマッラ (Ma'an) -- イスラエル軍が、水曜日早く、ラマッラのパレスチナTV網ふたつを襲撃し、しばらくの間、従業員4人を拘束したと、記者たちは語った。
兵士らはが、ワタンTVニュース室と総合本部の編集者や記者たちが使うコンピュータ(複数)を、業務と財務のファイル同様没収したと、通信網は語った。
軍はまた、アルビレ(ラマッラの双子都市:訳注)のアルクッズ教育TVも襲撃し、その放送設備を没収したと、TV局総裁、ハルーン・アブイッレはMa'anに語った。
「この攻撃は、パレスチナ報道機関とジャーナリストを標的とする系統的攻撃政策の下の海賊行為以外の何ものでもない」と、ワタンTVは声明で述べた。
放送網は「有能で有効な報道機関に対するこの攻撃的振る舞いを遺憾に思い」、盗まれた設備とトランスミッターを取り戻し、放送再開を試みるだろうと述べた。
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イスラエル軍報道官は、兵士らが、通信網が違法に放送していると断定した(イスラエル)国通信省による作戦に伴っていたと語った。
彼らは「他の法的放送局を著しく遮る」放送を止めるよう求められていたと、軍報道官はMa'anに語った。「作戦中、そして法に従い、情報相は、トランスミッターいくつかを没収した」。
「違法放送は、航空機通信を妨げ、非常に危険だ」。
アルクッズ教育TVのアブイッレは、水曜日朝の出来事を「メディアと教育放送局へのハラスメントで、メディアと記者の口を封じる手法」と呼んだ。
パレスチナ議員、ムスタファ・バルグーティは、声明で襲撃を非難した。
「この行為は、人権と人道法に反するばかりでなく」エリアAにおける「イスラエル軍入域や作戦遂行を禁止する協定に反する」と、彼は述べた。
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全文:Ma'an News Agency
占領政権として、被占領民衆に放送の周波数を割り当てる責任を負わず「違法」とするのは、パレスチナ人が自らの土地に家を建ててさえ、「許可」も出さないくせに「許可」がないとして破壊する構造と何ら変わらない。パレスチナが「違法」ならイスラエルは「無法」だ。