2012年03月15日

南の拡大:イスラエル国防軍が第2ラウンドにガザの夏の話を引っ張り出す

2012年03月11日日曜日
Yossi Gurvitz

ガザでの暴力の新ラウンドは、民衆抵抗委員会士官の暗殺で始まり - そしてイスラエル国防軍 (IDF) は、その弁解に古い嘘を持ち出した。

これらの行が書かれるとき、わたしたちは、少なくともガザ人17人が殺戮され、100以上のロケットがイスラエル南部に発砲された、今なおガザでの暴力のもうひとつのラウンドの3日目にある。それは - イスラエルメディアからは知り得ない - IDFが空から、民衆抵抗委員会 (PRC) の事務局長、ズヘイル・アルカイシを暗殺して始まった。その攻撃はまた、IDFによりアルカイシの「協力者」とされたマフムード・ハナーニをも殺した。IDF報道官の公式声明は、「IDFは、拡大に関心ないが、イスラエル国市民を防御し、テロリスト活動を実行するいかなる企てに対しても、武力と決定で応答する準備と意志がある」と殊勝ぶって語った(ヘブライ語)。わたしたちがその行為によって判断するのであったなら、わたしたちは反対の結論に達するかもしれないのだから、IDFが拡大を嫌がると聞くのはよい。

この公式発表に重大な問題がある:それは、8月のエイラート近くのテロリスト攻撃の責任をアルカイシに帰することだ。しかし、何度かこのブログに書かれたように、攻撃者はガザから来たのではなく、むしろシナイから来たことだ。これは、IDFが、攻撃から数時間で、PRC指導層のメンバー6人を殺戮するのを止めなかったし、ネタニアフ首相が「攻撃のそれら責任者は、既に罰せられた」と発表するのも妨げなかった。攻撃の2ヵ月後、保安体制の誰かが、Yedioth Ahronoth紙のAlex Fishmanに、Fishmanが事実を書くに足る情報をリークした:その攻撃はガザから来たのではなく、むしろシナイからだった。PRCは、全くそれと関係なかった。コメントを求められ、IDF報道官は断った。それは基本的に、わたしたちに見え透いた嘘と告げ、そして次に、信頼の記者に情報を与えることにより、堕落を告げることができた。数週間後、エジプト軍は、エイラート攻撃計画の罪で(ヘブライ語)シナイ住民を逮捕した。

このどれも、IDFが、攻撃のPRCの責任についての古い嘘を引っ張り出すのを妨げない。それは、前回の一連の嘘を覚えていないだろう一般大衆の短い記憶に依存することができる。(PRCがそれをした - 実際、わたしたちは確かでない - 攻撃者はガザから来た、彼らはAKー47を持っていた - 犯罪者らは死んだ - おっと、彼らはシナイから来たのだったが、わたしたちは記録としてそう言わないだろう)。アルカイシについて今、新党派路線を繰り返す軍記者は、すべてを最も忘れており、確かに、IDFに逆らいたくないと見える。与えられたこの問題に関する真実で無駄を省くIDFの歴史は、ひとが、アルカイシについてのIDFによるもうひとつの主張 - 彼が同じ地域でもうひとつの攻撃を計画していた - は、信用に値する根拠かあるのだろうかと思う。エフード・バラクは、昨日、この新攻撃に関する諜報がはっきりしないと語り、幾分それを削り去った(ヘブライ語)。この種の記録で、わたしたちは、IDF報道官をなぜ信じるべきなのか?

誰かが、ガザに対するIDF攻撃の理由について陰謀説に転化する責任がある。何も必要でない:これは単に、IDFが行為を条件づける方法だ。仮にそれが、うるさい誰かを殺す機会を得るなら - そして、アルカイシはギラード・シャーリト捕獲に関わったと主張した - それはそうするだろうし、帰結をのろうだろう。そのために大きな犠牲を払う民間人の安全は、IDFの計画での要因とはめったにならない。

原文:+972


 上記記事中、括弧に「ヘブライ語」と記してあるのは、原文でヘブライ語記事にリンクしていることを示すが、この日本語の記事ではリンクを省いた。リンクしないのに、この括弧書きを残したのは、少なくてもヘブライ語で報道されたことの「証」と解釈して欲しい。エイラートの事件はboycottilにも掲載したので、今回のガザ攻撃の既掲載の記事で、エフード・バラクが、エジプト政府により既に犯人が逮捕されている、エイラートの事件を理由にしていることに驚いた。上記記事中、筆者は、「一般大衆」の記憶の短命に、IDFは依存できると書いているけれど、この「一般大衆」はイスラエル人のことだろうか。イスラエル人はともかく、世界は忘れてしまっていたろうか。少なくても、わたしは忘れてはいない。
 ところで、boycottilの最後の「il」は、ニッポンを示すjpと同じ、イスラエルを示す。上記記事の原文サイト「+972」はニッポンの国際識別番号「+81」と同じ、イスラエルに国際電話するときの識別番号だ。記事中括弧書きで「わたしたちは記録としてそう言わないだろう」とあるので、この記事の筆者がイスラエル人と判ると思う。

アーカイヴ:イスラエル国防軍がとうとうガザの攻撃がガザでなくシナイ発と認める(01月10日)
posted by mizya at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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