ピーター・ハート
イスラエル/パレスチナ報道は、どうしたわけか、異常に不均衡な対立を、より「均衡がとれた」ように見せることをしばしば目論む。ワシントンポスト (3/12/12) のこの行
戦闘は、ふたりを除けばすべて闘士のガザ人18人を殺し、ロケット攻撃の範囲内に住むイスラエル人、100万人ほどの生活を混乱させた。
なぜ、殺戮された人びと18人が、日常生活の混乱と比較されるのか? 仮に混乱が標準ならば、ひとは、ガザ人のどれだけが、停電、無人機、砲撃などで、彼らの生活を混乱させられてきたかを断定しなければならないだろう。
このような一文は、大きく不均衡な現実の「平衡」の試みとしか見えないだろう。
(ひとは常に、もちろん、軍隊により、殺された人びとに適用されるとき「闘士」のことばに懐疑的であるべきだ;しばしばそれは、彼らの死が受け入れ可能に見えるようにするため、適用するラベルに過ぎない。)
原文:FAIR