2012年03月18日

ハンガーストライキの27日目、行政拘留者、ハナ・シャラビーの健康にとって深刻な危険

アッダミール囚人支援・人権協会と人権医師団-イスラエル、共同声明

ラマッラ-ヤーファ、2012年3月13日 - 人権医師団-イスラエル (PHR-Israel) の医師は、昨日、2012年3月12日、2回目となるMs.ハナ・シャラビー訪問で、彼女の現状について懸念を表明した。

(略:既に掲載したことは省いて新たな情報のみ)

Ms.ハナ・シャラビーは、イスラエル刑務所業務 (IPS) の医師らによるいかなる医療検診も拒絶し続け、PHR-Israelの無所属の医師によるのみの診察を求めている。PHR-Israelの医師による昨日の訪問と、先立つ3月8日の訪問は、3月7日、イスラエル地方裁判所が、PHR-Israelによりもたらされた、IPSが、PHR-Israelの医師がMs. シャラビーの診察を認めるべきとする事例を裁決して初めて可能となった。

3月8日のMs.シャラビーの医師の最初の診察は、身体が、代替ネルギー源として、蓄えられた脂肪を使い果たして生じる、筋肉の機能低下と萎縮を彼女が経験していると明らかにした。この過程はまた、心筋に影響するかもしれない。Ms.シャラビーは、弱々しく感じ、めまいと断続的意識不明を被る。医師は、続いて現れるだろう肉体的損傷に関する懸念を表明した。

Ms.シャラビーの状態にさらなる悪化を示唆した、3月12日の医師の2回目の診察は、主要に、筋肉の機能低下と萎縮の進行、更なる体重低下、血糖値の著しい減少、深刻なめまい、ことさら胸と背中の酷い筋肉痛を示した。

彼女の訪問に続き、医師は、Ms.シャラビーが塩分(液体でのみ)を受け取り始めたものの、解放までハンガーストライキを継続する決意を示し、それ以上の治療を受けることは拒絶していると語った。医師は強調した:「ひとは、長期的絶食の身体の反応を予報できない。考え得る多くのシナリオがある。危険の中で、急性心不全、肝不全、多臓器不全に伴う筋肉崩壊、および弱まる免疫系のため、急性の生命を危険にさらす感染症がある」。

昨日の訪問で、医師が、様々な身体の系統的機能を検査するため血液サンプルをとり、これらが研究所に移送されるよう、IPSに与えられたことは、注目されるべきだ。その結果は、Ms.シャラビーの現在の状態のより包括的兆候を明らかにするだろう。

IPS倫理委員会は、ハンガーストライキ拘留者への強制食物注入の可能性を議論するため、今日、会合を持つことになっていた。わたしたちは、この会合が行なわれたかどうか定かでない。PHR-Israelとアッダミールは、世界医師会が、拷問に対する国際会議で看做されたごとく、ハンガーストライカーへの強制食物注入を、非人間的で下劣な扱いの形態と考えることに言及する。イスラエル医師会も同様に、ハンガーストライカーへの強制食物注入を拷問の一形態と考え、また、この行為への医師の参加は、1975年の東京宣言とマルタ宣言で禁止されている。後者(マルタ宣言)は、医師たちに、ハンガーストライカーの意志を尊重するばかりでなく、強制食物注入から彼らの能力の最善まで、個人を保護することも要求する。

PHR-Israelとアッダミールは、行政拘留者、ハナ・シャラビーの健康についてと、禁止する国際協定にも拘らず、強制食物注入の医師らの考えについて、非常に懸念する。

わたしたちは、地域・国際社会に、緊急行動を取り、ハナ・シャラビー解放と、イスラエルの行政拘留使用を終らせるため、介入するよう要求する。

(略:背景について)

全文:Addameer
posted by mizya at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | statement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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