2012年03月29日
英国集団は、3ヵ月、イスラエルの文化団体をボイコットするパレスチナの呼びかけに応じて、ハビマへのフェスティヴァル招待を撤回するよう、シェークスピア・グローブ座に圧力をかけてきており、そして今、著名な俳優・脚本家・監督の集団が、Guardianに、「イスラエル劇団へのグローブ座招待に狼狽」の書簡を発表した。
わたしたちは、ロンドンのシェークスピア・グローブ座が、来る5月の「Globe to Globe」祭で、「ヴェニスの商人」を演じるため、イスラエル国立劇団、ハビマを招待したことへの狼狽と遺憾に言及する。ハビマの総支配人は、招待が「イスラエル国にとり名誉な業績」と宣言した。しかしハビマは、被占領パレスチナ領域の違法なイスラエル入植地に関与した恥ずべき記録を有する。昨年、大きなイスラエル入植地2つが、「文化ホール」を設立し、そこでの上演をイスラエル劇団に依頼した。多くのイスラエル劇団専門家 - 俳優・舞台監督・脚本家 - が、彼らは参加しないと宣言した。
しかしながらハビマは、気楽に招待を受諾し、イスラエル文化大臣に、それ(ハビマ)が「そのような上演をさせないいかなる問題にも対処する」と約束した。ハビマを招待することにより、シェークスピア・グローブ座は、国際法を破ることを拒絶した良心のイスラエルの俳優たち・脚本家たちを害している。
グローブ座は、フェスティヴァルにヘブライ語を「含みたい」と語る - わたしたちは、それを問題としていない。「包括性」は、英国の芸術政策の中核的価値であり、わたしたちはそれを支持する。しかし、ハビマを招待することで、グローブ座は、自身、イスラエル国家により実施され、その国立劇団により支持される排除の政策と提携している。わたしたちは、グローブ座に、フェスティヴァルが、人権侵害と被占領地の違法な植民地化に共謀しないため、招待を撤回するよう求める。
原文と署名者リスト:Mondoweiss
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