ラマッラ (PIC) -- ディラール・アブシシは、イスラエル刑務所業務 (IPS) が、彼の独房幽閉を停止しないならば、無期限ハンガーストライキを再開すると迫った。
IPSは、囚人の1ヵ月に及ぶハンガーストライキを終らせる取引の一部として、パレスチナ囚人すべての隔離を終了したが、アブシシの隔離を維持した。
アブシシ、42歳は、彼の条件について刑務所行政に問い合わせたが、彼らは、イスラエル諜報機関の見解が彼の口を閉じておくよう、というものだったと彼に伝えたと、彼を訪ねたパレスチナ囚人協会弁護士に告げた。
拘留者は、彼の隔離の終了を阻むために企まれている共謀があったと非難し、取引に彼の名が含まれているのだから、隔離から出る彼の権利を譲らないと語った。
(略)
全文:The Palestinian Information Center
アーカイヴ:ディラール・アブシシ:はじめモサドに拉致され、現在イスラエル刑務所で虐待(03月16日)
5月半ばに合意した筈の「取引」が5月も終らないうち反古にされている。もちろんイスラエルによって。頭が悪くて合意内容を理解できないのか、あるいは初めから合意を護ろうなどと考えていなかったのか、どちらかに違いない。つまりイスラエルとのいかなる「協定」も無意味ということだ。世界中が、あのアメリカでさえ非難する、悪名高い、裁判も告訴もない「行政拘留」の期限を満たしたら「更新」しないとのパレスチナ囚との合意も、どこ吹く風、次々に「更新」しているし、夜襲をかけてパレスチナ人を拉致してきては「行政拘留」命令を連発している。そしてわたしたちは驚きもしない、よくよくイスラエルは酷い国だと知っているから。