ガザのパレスチナ人たちは、彼らの希望をふたりのパラリンピック・ヒーロー、ハミス・ザクート、47歳と、ムハマド・ファヌーナ、32歳に懸ける。
ファヌーナが幅跳び、槍投げ、200m走で競技する一方、ザクートは円盤投げ、槍投げ、砲丸投げで競技する。ふたりは、切望されるメダルを持ち帰る希望を抱いて、ロンドンでの - 障害のある競技者のための - 今年のパラリンピック大会に向かう。
しかしファヌーナは、この熱望が少し非現実的かもしれないと考える。「わたしたちは支援を得ない。わたしは200mスプリンタなのに、トラックがなく、コンクリートに囲まれた手製の砂場で幅跳びを練習する」。
ファヌーナは、7ヵ月前、アジア大会の幅跳びで一位を勝ち取り、2004年のアテネ・パラリンピックで銅メダルを得た。ロンドン大会の選手すべてのように金を目指しているけれど、「適切な装備、トレーニングやトラックの取得をわたしたちに妨げる、わたしたちがその下にある封鎖を計算に入れるなら」銅でさえ業績となるだろうと彼は語った。
イスラエル政府は、ハミス・ザクートが、英国領事館により開催されたエルサレムでの100日オリンピック・カウントダウン・イヴェントに旅するのを禁じた。「わたしたちの成功は、わたしたちが直面する制限や妨害にも拘らず、優劣の差すべてに抗い、決意で何ごとも達成し得ると証明する。それはまた、障害が人生と可動性の終わりでないというばかりでなく、卓越への通路となり得ると示す」と、ザクートは語った。
原文と画像10点:alakhbar