ジハン・アブダッラ
ヤルムークはシリア最大のパレスチナ難民キャンプ
ラマッラ (Reuters) -- 支援コンヴォイは、日曜日、シリアで危機に巻き込まれたパレスチナ難民への象徴的支援で、食糧と薬品を運んでラマッラを発った。
「今日、最初のコンヴォイが、シリアに向け、パレスチナの地から、西岸から、ここから出発するだろう」と、マフムード・アッバス大統領は、イヴェントを記す出発式典で語った。
公式の寄付運動が、ラマダーンの博愛に富んだ月で、パレスチナ企業、実業家や個人から、およそ650,000ドル相当の食糧や医療支援をつかまえた。
パレスチナ自治政府の現金逼迫する公共部門の給料1パーセントカットが、コンヴォイに向けられた。
小麦粉、米、砂糖、ヒラマメ、ヒヨコマメ、パスタ、薬品が積まれたトラック16台が、猛威にも拘らず、キャンプへの業務を続ける国連パレスチナ難民救済事業機関経由でダマスカスへの途中、ヨルダンに発つ前、アッバス大統領関連施設を通り抜けた。
シリアは、イスラエル建国の1948年戦争で、その祖国から追放されたか逃れた国連登録のパレスチナ人、そしてその子孫、ほぼ500,000人が住む。パレスチナ人は、さらにパレスチナ人120,000人が、シリアの都市(複数)に住むと語る。
100,000人ほどが住む、ダマスカスのヤルムーク・キャンプの混雑した通りで、迫撃砲3発が爆発した木曜日、少なくともパレスチナ人20人が殺され、65人が負傷した。
パレスチナ人は、大部分、バッシャール・アサド大統領の治安部隊と政府を倒そうとする反逆者間のシリアの戦争の外にいた。指導者たちは、状況に関するコメントを避け、その国外追放者たちが巻き込まれるのを避けるため努力してきた。
「わたしたちはこの闘争の一部でない」と、支援キャンペーンのトップ、モハマド・スタイーエは語った。
土曜日、ダマスカス駐在PA(パレスチナ自治政府)大使、マフムード・アルハリディはMa'anに語った:「わたしたちはまだ、パレスチナ難民キャンプが、シリア闘争に向け中立に留まることを維持している」。
シリアのパレスチナ政治15党派すべての会議後、彼らが、闘争でどちらの側にもつかないと合意したと、彼は付け加えた。
これまでシリアで、パレスチナ人およそ400人が、殆ど狙撃兵により殺されたと、スタイーエは語った。反-アサド活動家らと共感する西側・アラブ政府(複数)は、反乱が18ヵ月前に始まって以来、およそ20,000人が殺されたと語る。
(略)
全文:Ma'an News Agency
関連記事:「シリアからパレスチナ人600家族がレバノン到着」InterAksyon
Agence France-Presse
2012年08月05日
ベイルート -- その殆どが、ダマスカス、ヤルムーク難民キャンプでの暴力を逃れ、パレスチナ人600家族ほどが、シリアからレバノンに到着したと、日曜日、レバノンのパレスチナ政府関係者は語った。
「パレスチナ人600家族ほどが、この3日間で、レバノンのパレスチナ難民キャンプに到着した」と、パレスチナ解放人民戦線レバノン部門のマルワン・アブデラルは語った。
「これら家族の殆どは、ヤルムーク・キャンプから来た」と、彼は付け加えた。
英国拠点のシリア人権監視団によれば、木曜日、政権部隊がその地域に砲撃して、ヤルームクで21人が殺された。
(略)
関連記事に記載の「シリア人権監視団」の発表を、西側メディアは報じているのだけれど、この「シリア人権監視団」というのは「たった一人の人物」だったらしい。ボルテール・ネット誌の記事の翻訳、『シリア紛争を煽り立てるメディア報道の6つの手口』の「メディアがシリアを誤報道する6つの方法」の「4、情報源が偏っておらず信用が置けるのか?」参照。