2012年07月22日

イスラエル軍がナビ・サレ襲撃、住民を登録し写真に撮る

民衆闘争調整委員会
2012年07月17日


昨夜の襲撃ヴィデオ (Video: PSCC)

昨夜の真夜中過ぎ、1:30に、イスラエル軍の大部隊が、いかなる令状もなしに、バッシム、ナジ、ビラール・タミミを含む、ナビ・サレ村の家の多くを襲撃した。

兵士らはまた、地元フォトジャーナリスト、ビラール・タミミを攻撃し、彼のカメラを奪い、そのメモリを削除し、そしてしばらくの間彼に手錠した。さらに、兵士らは、そのカメラで彼らの家への夜襲を記録していた、バッシム・タミミの妻、ナリマンを逮捕しようと企てた。

犬(複数)を伴い兵士らは、家いくつかを捜索し、その間、住人と彼らの家の記録を作り、彼らを写真に撮った。

抗議者たちを標的とするナビ・サレへの夜間襲撃は、家族や子どもたちを怯えさせ、常に起こる。襲撃は、住民の恣意的逮捕に加え、村民に毎週のデモンストレーション組織を思いとどまらせるイスラエル軍キャンペーンの一部である。

背景

2009年遅く、入植者らは、ナビ・サレ村議会議長、バシール・タミミが所有する土地にあるエイネルカウス(Bow(虹か弓か)の泉)を徐々に強奪し始めた。入植者らは、軍にけしかけられ、泉に小屋を組み立て、死んだ入植者よりMaayan Meirと名を付け替え、泉を使うため来たパレスチナ人たちを、武力により - 時折石を投げ、あるいは撃つと脅して彼らに銃を向けさえして、追い払い始めた。

ナビ・サレの住民たちが、既に、継続的土地の略奪とHalamish入植地の常に続く拡張を可能とする追放に何十年も耐えてきた一方、泉の強奪は、その土地の返還を要求する、村の草の根抗議運動の毎週のデモンストレーションの開始に繋がる我慢の限界として機能した。

(略:ナビ・サレの抗議がイスラエルや国際的連帯活動家たち、近隣パレスチナ人の支援をうけたこと、ナビ・サレのデモンストレーションが、女性の参加と組織段階を含むすべての側面での役割において独特で、子どもたちの参加もまた、民衆草の根運動を反映することなど)

抗議に対するイスラエル軍の反応は、特に残忍で、毎週金曜日、建築密集地を含む村全体を、軍事閉鎖地区とする宣言を伴い、村に完全な包囲を規則的に敷くことを含む。デモンストレーションに先立って、あるいは最中に、軍はしばしば、布告なき戒厳令を強要する効果で、村を完全に占拠する。軍の夜間襲撃と逮捕作戦はまた、しばしば未成年者を標的とする、軍の脅迫戦略共通の戦術である。

村人とその支持者たちを、彼らの土地にデモンストレーションし行進するその基本的権利の行使を妨げるため、兵士らは、非武装の抗議者たちに対し、いつものごとく不均衡な武力を使用する。デモンストレーションを妨害するため軍隊により利用される手段は、催涙ガス射弾、禁止される高速度催涙ガス射弾、ゴム皮膜(金属)弾、時折実弾の使用さえ含むが、制限されない。狙撃兵による禁止の0.22"弾薬の使用もまた、ナビ・サレで記録された。

そうした慣習の使用は、既にムスタファ・タミミの死をもたらし、無数の負傷者をもたらしてきて、彼らの何人かは、子どもたちを含み深刻で - 最も深刻なのは、2010年3月5日、至近距離からゴム皮膜(金属)弾で頭部を撃たれた、14歳のイハブ・バルグーティのそれで、3週間、病院において昏睡状態だった。不均衡な武力行使の広範囲な特徴により、事象を、兵士ら個々の振る舞いに帰すことはできず、政策の遂行と看做されるべきである。

放水砲から放たれる「スカンク」と呼ばれる悪臭の液体同様、催涙ガスが、村の建築密集地域内で、あるいは、子どもたちや高齢者を含む参加していない村の住民たちが避難できない手法で、直接家々の中に向けてさえしばしば使用される。兵士らがその窓から催涙ガス射弾を撃った後、少なくとも1軒の家の内部が火事となり、酷く損傷した。

村での抗議が引き起こされた2009年12月以来、不均衡な軍の暴力によりもたらされたデモンストレーション関連の負傷者何百人もが、ナビ・サレで記録されてきた。

2010年1月から2012年6月までの間、イスラエル軍は、ナビ・サレ村の抗議に関係した疑いで、24時間かそれ以上拘留された人びと、女性たちや、11歳といった幼い子どもたちを含む、98人の逮捕に達した。98人の31人は未成年者だった。更に多くが短期間拘束された。抗議組織に関わった罪で逮捕された、村の抗議指導者ふたり - バッシムとナジ・タミミ - は、欧州連合により人権擁護者と承認された。バッシム・タミミはまた、アムネスティ・インタナショナルにより、良心の囚人と宣言された。EUの外交政策チーフ(外務大臣)、キャサリン・アシュトンは最近、イスラエル軍事法廷による彼の有罪判決を非難し、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、彼が公正な裁判を受けなかったと警告した。

全文:Mondoweiss

アーカイヴ:HRW:タミミの有罪判決は集会の自由の権利侵害(06月02日)
     :「5歳の少女から何をお望み? 彼女があなたの国家を脅かすとでも?」:イスラエルがナビ・サレの家屋襲撃(04月14日)
     :ナビ・サレ:イスラエル兵士らがゴム皮膜鋼鉄弾で15歳の顔を撃つ(03月28日)
     :パレスチナ人家庭を襲撃する兵士ら:「我々は平和を望む」(03月01日)


 この記事と、アーカイヴ記事、4月14日と3月1日のヴィデオはすべて、ビラール・タミミの家屋への襲撃で撮影されたものだ。どれもYouTubeにアップされているのだから、イスラエルの兵士らは、ビラール・タミミの家屋を襲撃するならその様子は撮影されYouTubeにアップされると知っている、と、わたしは思う。
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2012年06月14日

イスラエルの西岸壁はシカゴに相当するパレスチナ領土を併合する:打ち倒すのを手伝って

アリ・アブニマ
2012年06月11日月曜日


Alhaqhr

被占領西岸を越えてイスラエルが建設している壁が、ニューヨーク、ロサンジェルスに次いで米国第3の人口の多い都市、シカゴの大きさのパレスチナ領土の地域を併合すると知ってる?

強奪されたパレスチナ領土、530平方km - 1967年の被占領地の殆ど10% - は、壁と、あるものは「グリーンライン」あるいは「1967年境界」と呼ぶ1949年ロードス休戦ラインの間に閉じ込められるパレスチナ人350,000人の家だ。

イスラエルが壁の建設を始めて以来、10年を標し、アルハクは、壁は違法で取り壊されなければならないとの、2004年の国際司法裁判所の裁決の執行を促す、「10年は長過ぎる」と名付ける1ヵ月にわたるキャンペーンに着手した。

キャンペーン開始のこの短いヴィデオは、わたしたちに「10年間、壁が、移動の自由、健康や教育へのアクセス、通商や生計に対する厳しい制限を据え、パレスチナの村々、土地とコミュニティを通して分断してきた」と、思い起こさせる。

(略)

全文:The Electronic Intifada


 この短いヴィデオに添えられた唯一の音、ダルブッカの練習に励みたい、boycottilが100MBに到達したなら...
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2012年05月18日

ノーム・チョムスキー:パレスチナ・ハンガーストライキは「基本的人権違反」に対する抗議

2012年05月14日月曜日



わたしたちは、世界的に著名な政治反体制派、言語学者で作家、ノーム・チョムスキーとの1時間に及ぶインタヴュを始め、パレスチナのハンガーストライキを議論する。伝えられるところによれば、一時的取引が、推測2,000人とみられる投獄のパレスチナ人が、独房幽閉の使用を停止し、広範囲の制限を緩和するよう、イスラエル刑務所当局への圧力で食物拒絶に進んだ、画期的行為は終了に達した。「ハンガーストライキは ... 基本的人権違反に対する抗議である」とチョムスキーは語る。彼は、マサチューセッツ工科大学の名誉教授で書籍何十冊もの、極最近では「占拠せよ」の著者である。[暫定トランスクリプト含む]

(トランスクリプト翻訳省略:原文で)

原文:Democracy NOW!
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2012年05月06日

注目:ジャハリン・ベドゥインの新ドキュメンタリでアリス・ウォーカーがナレイション、ロジャー・ウォターズがサウンドトラック

Maureen Clare Murphy
2012年05月02日水曜日


harveystein

「行く場所はどこにも残されていない:ジャハリン・ベドゥイン」、新たな短編ドキュメンタリが今、ことごとくYouTubeで見ることができる。映画で、ジャハリン・ベドゥイン・コミュニティのメンバーは、イスラエル政府がどのように、またしても - コミュニティは元来、1948年のパレスチナ民族浄化で、彼らの歴史的土地、ナカブ(ネゲヴ)砂漠からエルサレム周辺に立ち退かされた - 彼らの立ち退き強制を計画するか説明する。

映画、ジャハリン協会のプロジェクトは、名高い作家で人権活動家、アリス・ウォーカーにより物語られる。ピンクフロイドのロジャー・ウォターズは、ダブリナーズとサウス・サイナイ・ベドゥインのミュージシャンによる楽器の調べにのせた「We Shall Overcome(勝利を我等に)」のパフォーマンスをサウンドトラックに寄贈する。

ジャハリン・ベドゥインへのイスラエル人種差別システムの不正の特殊な衝撃は、「行く場所はどこにも残されていない」で、力強く明らかだ。ひとつのシーンで、父親は、イスラエルの救急車も、パレスチナの救急車も、彼らのコミュニティに来ず、その結果、子どもたちの何人かが死んだと説明する。一方、コミュニティは、谷の向こう、近くのユダヤ人専用入植地にイスラエル病院を臨むことができるが、アクセスを禁止される。

1990年代半ばのオスロ合意後、イスラエル人入植地が倍加する一方、今日、水道水も他の基本的インフラストラクチャもないジャハリン・ベドゥインにとり何も変わらなかった。他のコミュニティ・メンバー、アブユースフは、映画の中で述べる、「彼らの子どもたちは、学校に行くのに最良のバスを使う。彼らには、最良の遊び場、最良の公園がある。わたしたちの子どもたちはほこりと泥の中で遊ぶ」。

ベドゥイン強制移送計画非難

Electronic Intifadaは、ジャハリン・ベドゥインと他の、被占領西岸のエリアCから、ベドゥインを追放するイスラエル政府計画により、影響を被るベドゥイン27,000人の中のエルサレム地域のベドゥイン・コミュニティの状況を報じてきた。オスロ合意に続き、被占領西岸とガザ回廊は、エリアA、B、C - 後者(エリアC)は完全なイスラエル軍・行政支配を表わす - に切り刻まれた。西岸のおよそ60パーセントは「エリアC」に指定される。

(略)

全文:The Electronic Intifada


 映画の中の救急車について語られるシーン、補うと、イスラエルの救急車は、彼らがパレスチナ人だからと拒絶し、パレスチナの救急車は、そこが、完全なイスラエル支配地域、エリアCなので入ることができない。オスロ合意で、エリアCを主張したのはもちろんイスラエルで、国際社会の圧力の下、パレスチナは受け入れざるを得なかったが、そこは被占領地、イスラエルが軍事・民事とも支配するとしても、イスラエルの土地になるわけではない。第4ジュネーヴ条約が、被占領地の土地没収も、住民の追放も禁じている。しかしながらイスラエルは、オスロ合意の「エリアC」を、あたかも手に入れた土地であるかのように、入植地をつくり続ける。この合意をパレスチナに迫った国際社会が、このようなイスラエルの傍若無人を許すべきでないのは言うまでもない。
 この短編は28分、ロジャー・ウォターズのサウンドトラックは最後に現れる。
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2012年04月26日

ヴィデオ:重武装イスラエル兵士らが西岸夜襲で子ども3人を逮捕

アリ・アブニマ
2012年04月24日火曜日


0182TOM

「ディル バラク、ハムーデ」 - 「気をつけて、ハムーデ(ムハマドのありふれた愛称)」 - これらは、子どもが学校か通りに遊びに行くので家を出るときの母親誰ものことばだろう。「ディル バラク」 - 幼年期からぼくに深くしみ込んだことば。

しかしこのヴィデオで、それらは、15歳の息子が、真夜中、完全な戦闘装備の中、重武装イスラエル兵士らにより、引きずられていくのを見ている親のことばだ。

大人たちは兵士らに叫び、同様に共に連れて行くよう頼みさえし、しかし結局、催涙ガスのうねる煙のただ中を咳き込みながら、子どもたちが連れて行かれるとき、彼らは無力だ。

ヴィデオの中の兵士のひとりは、iPhoneで襲撃を撮影しているように見える。恐らく彼は、そのFacebookのページに、得意げにそれを載せるだろうか?

ムハマド・アフマド・ハリール・アブハシム、15歳にとって、これは2回目の逮捕で、ヴィデオを撮ったパレスチナ連帯プロジェクト創設者、Bekah Wolfによれば、ムハマドの兄は、先週逮捕された。

彼らの罪? 最もありそうなことは、単に彼らの父親、アフマド・アブハシムが、ベイトオマルの民衆委員会メンバーで、したがって彼の子どもたちをハラスメントすることは - と占有者が考える - 彼を罰し、村の土地の続く窃盗に対する非暴力抵抗を組織する彼の仕事を思いとどまらせる方法かもしれない。

(略)

全文:The Electronic Intifada
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「60 Minutes」がパレスチナ・クリスチャンを描き、Michael Orenのぶざま

Adam Horowitz
2012年04月22日



上のストーリは、今夜の60 Minutesで流れた。それは、占領下での生活を示す力強い一編で、西岸に対する不正なイスラエル支配のスポークスパーソントップ(イスラエル駐米大使:訳注)としてのMichael Orenの破滅的肖像である。移動の自由を制限し、被占領地のパレスチナ存在を限定する厄介な許可政権に関し、Orenは、「それは彼らの不自由、それは我々の生存」と語る。Orenは、西岸の減少するクリスチャン・コミュニティを、イスラーム過激主義の責任にしようとし、インタヴュを受けたパレスチナ・クリスチャンは殆ど笑いだす。Orenが、イスラエルのクリスチャン批評家を反-セム(反-ユダヤ)と名指すことは、驚くにあたらない。

しかし恐らく、ショーの最もあからさまな部分は、それを「悪口」と名指し、その部分が放映される前でさえ、Orenが、CBSニュースのトップ、Jeff Fagerに苦情を言ったことへのボブ・サイモンの共有だった。

60 Minutesから:

イスラエルにとり、深刻な経済的帰結があるかもしれない。イスラエル政府統計によれば、観光は、何10億ドルのビジネスだ。観光客の殆どはクリスチャンだ。その多くがアメリカ人だ。それが、イスラエルが合衆国でのイメージについて非常に過敏なひとつの理由である。またそれは、今夜の放送のかなり前、わたしたちがまだストーリを報じている間に、Oren大使が、CBSニュースのトップで60 Minutesの執行プロデューサ、Jeff Fagerに電話した理由でもあった。「悪口」:と示すわたしたちのストーリの情報があると、彼は語った。

(略:ヴィデオ参照)

全文:Mondoweiss


 CBSの60 Minutesに、シオニストユダヤ人やシオニスト・クリスチャンから、不服を唱える電子メール、29,000通が届いたという。これに対し、非-シオニストユダヤ人活動家たちが、即刻、カウンター・アクションを立ち上げた。「60 Minutesにありがとう」署名、20,000人が目標値、は、ここ:
http://thankyou60minutes.org/
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2012年04月22日

活動家たちを攻撃するEisnerの新フィルム出現

2012年04月20日金曜日

ベツレヘム (Ma'an) -- デンマーク国民への攻撃が広い非難を引きだした数日後、免職された軍士官が、銃で活動家たちを攻撃する新フィルムを、イスラエル人権組織は公表した。

パレスチナ自治政府公式TVネットワークにより撮られ、イスラエル人権組織、B'Tselemにより公表されたフィルムは、Shalom Eisner中佐が、機関銃で外国人連帯活動家何人かを攻撃しているのを示す。

Eisnerは、人びと何人かを突然に攻撃する前、両手に彼のM-16ライフル銃を握り締め、西岸北部での自転車集会に参加する抗議者集団に怒鳴りつける。


btselem

ヴィデオはまた、出来事が分散された後、兵士らが、ガードレールを越えて自転車を放り投げるのを示す。

活動家たちは、エリコに近い村、アルウージャにいたが、兵士らは、彼らに、青年集団シャーレクとアルウージャ環境センターにより組織された自転車旅行を始めさせるのを拒絶した。

「この重大な出来事に続き、Shalom Eisner中佐をそのポストから退け、2年間、彼は指揮職で服務するのに望ましくないと、参謀総長、Benjamin (Benny) Gantz中将により決定された」と、イスラエル軍は、金曜日、電子メールされた声明で述べた。

(略)

全文:Ma'an News Agency


 ここに掲載しないイスラエルメディアの他の記事も参照すると、この暴力士官は2年待てば復帰できるということらしい。
posted by mizya at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | video | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする