2010年05月19日

考え得る限り考えて...

 考え得る限り考えて、わたしはやっと、6月30日と7月1日のイスラエルでのふたつの公演から撤退する決定にたどり着きました。

原文で:

It Is After Considerable Contemplation....

It is after considerable contemplation that I have lately arrived at the decision that I must withdraw from the two performances scheduled in Israel on the 30th of June and the 1st of July.

One lives in hope that music is more than mere noise, filling up idle time, whether intending to elate or lament.

Then there are occasions when merely having your name added to a concert schedule may be interpreted as a political act that resonates more than anything that might be sung and it may be assumed that one has no mind for the suffering of the innocent.

I must believe that the audience for the coming concerts would have contained many people who question the policies of their government on settlement and deplore conditions that visit intimidation, humiliation or much worse on Palestinian civilians in the name of national security.

I am also keenly aware of the sensitivity of these themes in the wake of so many despicable acts of violence perpetrated in the name of liberation.

Some will regard all of this an unknowable without personal experience but if these subjects are actually too grave and complex to be addressed in a concert, then it is also quite impossible to simply look the other way.

I offer my sincere apologies for any disappointment to the advance ticket holders as well as to the organizers.

My thanks also go to the members of the Israeli media with whom I had most rewarding and illuminating conversations. They may regard these exchanges as a waste of their time but they were of great value and help to me in gaining an appreciation of the cultural scene.

I hope it is possible to understand that I am not taking this decision lightly or so I may stand beneath any banner, nor is it one in which I imagine myself to possess any unique or eternal truth.

It is a matter of instinct and conscience.

It has been necessary to dial out the falsehoods of propaganda, the double game and hysterical language of politics, the vanity and self-righteousness of public communiqués from cranks in order to eventually sift through my own conflicted thoughts.

I have come to the following conclusions.

One must at least consider any rational argument that comes before the appeal of more desperate means.

Sometimes a silence in music is better than adding to the static and so an end to it.

I cannot imagine receiving another invitation to perform in Israel, which is a matter of regret but I can imagine a better time when I would not be writing this.

With the hope for peace and understanding. Elvis Costello

原文所在:ELVIS COSTELLO
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2010年05月06日

チョムスキィーと他の科学者たちがボストン科学館のイスラエル祝賀を非難

PHILIP WEISS
2010年05月04日

以下は、イスラエル宣伝活動の科学館の後援に反対する、主導的学者たちによる、ボストン科学館への公開書簡である:

わたしたち、人間の尊厳と平等に関わる、署名の科学者集団は、5月2日に『イスラエルの革新ウィークエンド』(IIW)の後援・開催を協同する科学館の決定を非難します。

IIWは、潔白な教育的試みにほど遠い。それは、イスラエル国家による、後進性の砂漠で発展の指標として自身を提出する、また、その残虐な人権侵害記録と基本的な差別政策から注意をそらせる、プロパガンダ・キャンペーンの一部です。

ウェブサイトによると、IIWは、寄付者トップのひとりでもある、ニューイングランドのイスラエル国総領事により共同後援され;IIWの運営委員会のほぼ半数は領事館員です。

(後略)

全文(署名者22名を含む):Mondoweiss
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2010年04月30日

ノーベル賞受賞者:「わたしたちは皆平和活動家で、イスラエルが変化する動機を与える経済的圧力なしに、どのような対話にも達しないと信じます」

アダム・ホロビッツ
2010年04月28日

資本引き上げへの支持は、増大し続けている。ここに、カリフォルニア大学に資本引き上げを促す、最新の素晴らしい声明がある:

ASUC(カリフォルニア大学学生連合)議会に

わたしたち、署名のノーベル平和賞受賞者の女たちは、あなたたちの勇気を支持し、あなたたちに、戦争犯罪からのカリフォルニア大学の資本引き上げを支持する、ASUC議案を維持するよう求めます。(中略)わたしたちは皆平和活動家で、イスラエルが、パレスチナ市民に対して圧倒的武力を使用する、その政策を変える動機を与える経済的圧力なしに、どのような対話にも達しないと信じます。ガザでの、昨年のほぼ400人の女・子どもの死者、そして負傷し殺戮された何千人もが、抑制されない作戦を許す効率よい軍事組織の、すべて犠牲者なのです。 わたしたちの代表団は、ガザにおもむき、大量の殺戮と破壊に関する証拠を、直接見ました。 わたしたちのこころは、ガザを深く悲しみ、そして、わたしたちは「ガザを繰り返すな」と要求します。 わたしたちは、カリフォルニア大学組織に、その伝統であったこの動向を主導し、この目標達成のため従事する学生たちを賞賛するよう促します。わたしたちは、この行動を反ユダヤ主義とする記述を拒絶し、パレスチナ人かイスラエル人かを選択をするのではなく、普遍的自由か弾圧かを選択するのだと断言します。

署名者

シーリーン・エバーディ、イラン、2003年ノーベル平和賞受賞者
マイレド・マグワイア (コリガン)、アイルランド、1976年ノーベル平和賞受賞者
リゴベルタ・メンチュ・タム、グアテマラ、1992年ノーベル平和賞受賞者
ジョディー・ウィリアムズ、米国、1997年ノーベル平和賞受賞者

全文:Mondoweiss

アーカイヴ:国際的注目がバークレーの資本引き上げ投票に集まる(04月16日)

 中略を入れながら翻訳する心づもりだったのに、1センテンスだけで、省略し難かった。
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2010年04月09日

ギリシアのインティファーダ協会が、ミュージシャン、Demis Roussosにイスラエルで演奏しないよう呼びかける

2010年04月07日水曜日

Demis_Roussos_-_Lost_In_Love_[1]FrontBlog.jpg

アテネ、2010年4月7日 (Pal Telegraph) - パレスチナの人びとのインティファーダに連帯するギリシア協会は、今日、国際的に知られるギリシア人ミュージシャン、Demis Roussosに、イスラエルのアパルトヘイトをボイコットし、そこで演奏しないよう呼びかける、公開書簡を発表した。

全文は以下(翻訳省略)

全文:The Palestinian Telegraph

 ニッポンの作家が「エルサレム賞」を受賞するため、ガザ侵攻直後のイスラエルに出かけていって、ほぼ1年、この作家を代理する出版社は、次は「ノーベル賞」だと信じて疑わなかったらしい。「ノーベル賞受賞」を知らせる号外に「広告」掲載を呼びかけていたと聞いた。結局この号外が発行されることはなかったが。
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2010年04月07日

UCバークレーSJPを支持するイスラエル人書簡

UC (University of California)バークレーSJP (Students for Justice in Palestine)の親愛なる友人たちへ

 2週間前、UCバークレーのイスラエルの占領に軍事支援を提供する企業からの資本引き上げの投票のニュースは、ここ、イスラエルのわたしたちに届いた。パレスチナ解放のため、パレスチナ人に正義を回復するため、懸命に努めてきた多くのひと同様、わたしたちは、あなたたちの決定を聞いて、とても喜ばしかった。

 わたしたちは、イスラエル社会がますます急進的になり、パレスチナ人に対して使う系統的蛮行に無関心になっているのを目撃する。そうである以上、イスラエル社会における内的変化の見通しはほとんど無い。あなたたちのような友人の努力は、パレスチナ人の完全な権利を保証するため、必要な圧力を加える絶好の機会となる。

(中略)

 わたしたちは、あなたたちのような行動が、イスラエル人に、人権が抑圧されるとき、世界の人びとは沈黙するつもりなどないという事実に直面させると信じている。わたしたちは、したがって、あなたたちの努力に拍手喝采して、感謝する。それらは、パレスチナ人にとっての最良の希望であるばかりでなく、イスラエル人のための希望でもある。

全文(と署名者リスト):Occupation Magazine

遅ればせながら関連記事:「UCバークレー学生議会が資本引き上げ法案可決」The Palestine Telegraph

 わたしには彼らの心が痛いほどわかる。権力への異議申し立ての表明であるデモンストレーションに、大挙して押し寄せて、デモンストレーターはまるで「犯罪者」といわんばかりに写真を撮り続ける公安の暴挙を許す国家(ニッポン)は、とても表現の自由が保障されている民主国家とは言い難い。非暴力デモンストレーションに催涙弾を発射する代わりに、ニッポンではシャッターを切っている。デモンストレーションに対する弾圧であることに変わりはない。これをどのように変えていったらいいのか思いまどうばかりだから。
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2010年02月28日

地理学者と学術界が連盟テルアヴィブ会議に異議申し立て

公開書簡
2010年02月25日

以下は、地理学者と学術界により署名された国際地理学連盟(IGU)への公開書簡である。

 良心の地理学者、教授陣、学生、および人間として、広く支持されるパレスチナ市民社会の、イスラエルに対する不買・脱資・制裁(BDS)の呼びかけに反して、テルアヴィブで、2010年7月に地域会議を開催するという、国際地理学連盟(IGU)の決定に、わたしたちは深く狼狽する。わたしたちは、今度の地域会議をイスラエルから別の場所に移すよう執行委員会に促す「イスラエルへの学術・文化ボイコット・パレスチナ・キャンペーン(PACBI)」により発表された公開書簡へのIGUの返答に、等しく困っている(「PACBIがテルアヴィブでの国際地理学連盟地域会議のボイコットを求める」2009年11月08日)。

(後略:入植地や道路建設で地理を大きく変えてきているイスラエルでの「地理学会議」の皮肉など指摘していて面白いけれど、いかんせん長いので)

全文:The Electronic Intifada
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2010年02月09日

エルトン・ジョンへの公開書簡

親愛なるエルトン・ジョン:

 世界の殆どのように、わたしたちは、あなたが良いひとと思う。あなたは、難しいとき現れた;あなたは、あなたの依存症が、あなたがそうであったより強かったと認めた;あなたはエイズ研究にお金を注ぎ込んだ。 おお、そして音楽がある - 全く悪くない。

 しかし、わたしたちは、何故あなたが、6月17日にイスラエルで演奏するのか理解しようともがいている。あなたは、政治的人間でないと言うかもしれないが、子どもでいっぱいの校舎に白リンを落とす軍隊に、政治的応答が必要だろうか?
 150万人の人びとをゲットーに閉ざすこと、そしてそのゲットーを瓦礫にまで砲撃することが、わたしたち、あるいは人間的誰かから、政治的応答を必要とするだろうか?

 わたしたちは、必要なのは人間的応答と考えており、そして、テルアヴィヴでの演奏を選ぶことで、あなたがこれを否定していると思う。あなたはあたかも、イスラエルで演奏することが道徳的中立であるかのように振る舞うが、どうしてそれがあり得よう? どうして、イスラエルがパレスチナ人に対して実行した残虐行為を - 基本的に、パレスチナ人はそこに、パレスチナの土地にいたのであり、そしてイスラエルが、彼らを追い出そうと望んでいるのだから - 道徳的中立であり得よう?

(中略)

 政治的であろうとなかろうと、あなたがテルアヴィヴの舞台に立った時、あなたは、人種差別国家に自らを列する。あなたは彼らに満足を与えたいのか?

(以下原文)

Please don’t go.

Yours sincerely,
Professor Haim Bresheeth
Mike Cushman
Professor Steven Rose
Professor Jonathan Rosenhead

London, February 2010

全文:Intifada
posted by mizya at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | letter | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする