Associated Press
2012年07月11日
人権組織と国連機関は、イスラエルの法執行の欠如が刑罰免除の風潮を造成してきたと主張し、西岸のイスラエル人入植者の中でも過激派が、近年、パレスチナ人に対する攻撃を増強してきたと、水曜日、語った。
「イスラエル政府は、パレスチナ市民を保護する政治的意図を示したことがなく、任務への十分な力量にコミットし損なってきた」と、イスラエル人権集団、B'TselemのJessica Montellは語った。
Montell他は、パレスチナ人に対する入植者暴力が行き当たりばったりでないと、記者会見で語った。「入植者自警団員ら」が、強奪を欲する地域のパレスチナ人を追い出すことを望んで、あるいは、入植地に対するいかなる行為もイスラエル軍に講ずることを思いとどまらせる攻撃を遂行すると、彼らは語った。
報告は例として、入植者らの「プライスタグ(正札)」キャンペーンに言及した。
「あなたたち(記者会見に集まった記者たち)は、パレスチナ人を攻撃している入植者らのやる気を増大させてきた」と、Montellは語り、入植者らが、懲罰の欠如で大胆になってきたと付け加えた。
無視するのか?
「わたしたちが見ているものは、イスラエル法執行機関による実際の行為の欠如である」と、国連人権高等弁務官事務所のMatthias Behnkeは語った。
イスラエル政府報道官、Mark Regevは、西岸に住むパレスチナ人200万人以上を保護する義務に、イスラエルが失敗していることを否定した。
「我々は、苦情すべてに非常に深刻に従事するだろう」と彼は語り、首相が自警団員らを「積極的に」扱うよう警察に命じたと付け加えた。
西岸の120を超える入植地と100ほどの無許可前哨基地に、イスラエル人500,000人ほどが住む。
国際社会は、入植地すべてを違法と看做す。入植者の大部分は、イスラエル最大都市への通勤距離内のコミュニティに住む。対照的に、暴力の多くは、西岸内深くの小さな入植地や前哨基地過激派により犯される。
国連の数値によれば、負傷や損傷を引き起こすパレスチナ人への入植者攻撃は、2009年の168件から2011年の411件に上昇した。2012年上半期に、154件の攻撃が報告された。
数は、インタヴュや現地訪問で国連調査官たちにより確認されたパレスチナ村人からの報告に基づく。
攻撃は、2008年から2010年まで毎年7件か8件から、2011年に24件と3倍になったプライスタグ(正札)策略に結びつくと、集団は報告した。
過去十年以上、B'Tselemは、パレスチナ人を代理して、352件の申し立てをイスラエル警察に提出したと、彼女は語った。B'Tselemの数字によれば、250件の事例で、調査はされたものの、29件のみが起訴に繋がった。
原文:Ynet news.com
イスラエルの新聞だから、イスラエル政府報道官のコメントを掲載せざるを得ないのかもしれない。被占領西岸には、占領軍兵士、つまりイスラエル兵たちが、入植者らを保護するため、あるいは被占領のパレスチナ人を弾圧するため大量にたむろしているが、引き換え、パレスチナ人保護も任務に含まれる占領警察官は殆どいない。「首相が自警団員らを『積極的に』扱うよう警察に命じたと」としても、警察トップは、それを伝える部下が「いない」のだから、報道官の発言は言葉によるパフォーマンズ以上でない。以前、非番の警察官が入植者らと一緒にパレスチナ人を攻撃する記事を掲載したから、探してみたけれどみつからない、検索のキーワードが絞り込めない、「警察官」では記事の量が膨大過ぎて。まあ、警察官も入植地に住んでいるのだから、イスラエルという国家が、違法を内在させてしか成り立ち得ないといえるだろう。