2012年06月29日

イスラエル軍はなぜ13歳のマムーン・アッダムを殺したのか?

Hama Waqum
2012年06月24日

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オリーヴ畑中に広がった血まみれのマムーンの衣服の切れ端 (Photo: Hama Waqum)

赤い染みの黒と青の布の断片が、ガザ市郊外のオリーヴ畑中にばらまかれてある。

13歳のマムーン・アッダムのT-シャツの残りが、オリーヴの茂みや彼が殺された場所から5メートルに振り飛ばされた彼のサンダルに引っかかっている。

誰も、水曜日午後、2時30分に起こったことについて話しておらず、イスラエル国防軍 (IDF) も、いつものごとく、彼らの行為について問われていない。

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手のつけられていないピクニックと血まみれのクッション。(Photo: Hama Waqum)

マムーンは、ゼイトゥーンとタルエルハワ界隈の間の地区の庭で両親とピクニックをしているとき、IDFにより投下された爆弾によって殺された。

マムーンの隣人のひとり - 特定されることを望まなかった20代の男 - は、「ぼくは、悲鳴を聞きつけ、オリーヴ畑にやって来た。黒煙を見ることができた。ぼくは、到着して固まった - ぼくは、5分間、何もできなかった。ぼくは、若い母親が息子の遺体の上で叫んでいるのを見た」と事故を思い浮かべた。

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爆発の衝撃で後ろに吹き飛ばされたフェンスに記されたあばた。 (Photo: Hama Waqum)

爆弾が落ちた穴は浅く、それが着弾したとき、マムーンは、1メートル半ほどにいた。彼の右腕はぱりぱりに焼かれ、身体は小さな穴で穴だらけだった。彼の衣服は焼け、オリーヴ畑中、近隣の土地にも広がり、茂みに断片となってあった。爆弾の効力は、近くの金属フェンスを2メートル吹き飛ばした。金属は、小さな豆粒大の穴で穴だらけにされる。マムーンの隣人は、爆弾が、小さな傷のうねりで彼の胴体を点々で覆う、クラスター(群れ)に爆発する金属小球を含むと考える。

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小球サイズの穴が、マムーンの身体と周辺地域の両方を傷つけた。 (Photo: Hama Waqum)

マムーンの学校のテストとノートが、オリーヴ畑のプラスチック・フェンスを溶かした爆発から免れたピクニックの現場の周りに散在していた。隣人が、「マムーンは、いつも書くのが好きで、どこにでも紙を持っていく」と思い浮かべた。

オリーヴの木立は、24時間、殆ど触れられなかった。家族のピクニックは、プラスチック・テーブルの上で手をつけられないままだ。ドライ・ピクルスの脇に、マットレスとクッションがあり - どちらも今、マムーンの母親が、息子を日陰に移し、盲目の、攻撃で頭部を負傷した彼の父親の前に彼を横たえたので、血に染まった。爆弾破片が茂みに引っかかり、マムーンの(携帯)電話はみっつに裂けて、野バラに絡みあう。

隣人は、マムーンの母親が「彼の身体を夫の前に横たえ、見ることのできない夫に『マッシャッラ(アラビア語「神と共にあらんことを」といった意味だと思う)と言って;あなたの受難者、息子のために』と言った」と説明した。

マムーンの死は、月曜日に開始されたエスカレーション以来の16件のひとつだ。13歳の死は、大きく報道されることなく過ぎ去り、IDFは、説明を求めるTwitterに、歪んで応答することを除き、彼の死に関して公式声明をしていない。

Twitterから:
@Sarahcarr 2012年6月22日
わたしの最後のRTに導いた@WelshInGazaをフォローし、ガザでピクニックしていたティーンエイジャーを何故殺したのか@IDFSpokespersonに尋ねて。

IDF
@IDFSpokesperson
.@WelshInGaza@Sarahcarr、なぜハマースは、ピクニックのティーンエイジャーを人間の盾として使用するのか? #Gaza ow.ly/bKIvO
2012年6月22日

隣人たちは、その地区からミサイルが発射されたことはなかったし、仮にあったとすれば、紛れもなく家族は、ことさらエスカレーションの中で、ピクニックを離れたと語った。

IDFにより提示されたロケット発射の証拠はなく、誰も、何故13歳が殺されたのか問いたださない。

彼らが何故マムーン・アッダムを殺したのか説明するようIDFに圧力をかけてください。

彼らとのコンタクトはここ

TweetはIDFSpokesperson

原文:Mondoweiss

アーカイヴ:子ども4人を含むパレスチナ人16人が1週間で殺された(06月28日)


 この記事が100MBの限界を超え、写真を押し込むために、古い記事の、使った記憶も定かでない画像をいくつか取り除いた。しかし、取り除きすぎないように注意したから、現在99MBのまま、間もなくこのboycottilを終了すると宣言してから、もはや1ヵ月になる。マスメディアとの落差を記録してきたつもりだから、記録として今後も利用いただけるなら嬉しい。
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2012年06月27日

「胃袋の闘い」の猛威のもうひとりのパレスチナ政治囚が死の間際

Ira Glunts
2012年06月21日

イスラエル占領に対する大規模パレスチナ非暴力抵抗はどこにあるか? それは、フリードマンやクリストフといったあまりに独りよがりの自由主義ジャーナリストらが尋ねることだ。しかしながら、それが現れると彼らは見ない、見るとしても、彼らはそれについて書かない。恐らくそれは、彼らが思い描いたとおりの抗議というのでない。

71日間ハンガーストライキしてきたアクラム・リハウィは、差し迫る死の危機にある。リハウィは、イスラエル刑務所業務が、悪化する健康のため人道的立場で、彼を解放するよう要求している。長い間喘息と糖尿病を被ってきたリハウィは、2004年以来、イスラエル刑務所にある。パレスチナ囚人の権利組織、アッダミールは、リハウィが適切な治療を受け取るよう民間病院への即刻の入院を要求している。

アッダミール・ウェブサイトの6月20日投稿によると:

アッダミールと人権医師団-イスラエル (PHR-Israel) は、今日、ハンガーストライキの70日目に、生命の差し迫る脅威に直面し続ける、アクラム・リハウィのため、その大きな懸念を繰り返す。PHR-Israelの独立の医師が、最後の6月6日の訪問以来、彼への定期的アクセスをまだ否定されているものの、アッダミールの弁護士、モナ・ネッダフは、昨日、ラムレ刑務所医療クリニックの彼を訪ねることができた。

ネッダフ氏は、訪問に続き、アクラムがとてつもなく疲弊して弱っており、現在の体重が49キロしかないと言及した。更に、6月16日以来、彼は静脈投与を通したいかなるビタミンや液体も拒絶している。彼はひとりで水を飲んでいるが、水を飲むことさえ、現在、彼にとっては非常に困難で、ネッダフ氏は見るに絶えず、そして彼は、1日当たりおよそ1リットル飲むことができるのみだ。

アクラムは、イスラエル当局がPHR-Israelによる要請を継続的に否定して、6月6日以来、独立の医師の訪問を受けてこなかった。PHR-Israelの医師が、長引くハンガーストライキと、糖尿病と喘息を含む前からの持病が相まっての、アクラムの差し迫る死の危機を診断してから、今や、15日が経過した。6月14日、イスラエルの地方裁判所は、彼の健康悪化にも拘らず、PHR-Israelにより提出された、アクラムを民間病院に移送する訴えを拒絶した。アクラムは、ネッダフ氏に、適切な治療のため、すぐにも民間病院に移送される彼の希望を強調した。

リハウィは、32日間ハンガーストライキしてきたサミール・アルバルクと房を共有する。アルバルクは、彼に対するいかなる告発ももたらされない、不明確な投獄を被る行政拘留者だ。

アッダミールのリハウィ入院の要求に加え、組織は、囚人どちらもの独立の医師たちの診察を許可し、その家族の訪問の権利を許すよう、当局に望む。

90日以上の断食後、伝えられるところによれば、7月10日の刑務所釈放を勝ち取ったガザのサッカー選手、マフムード・サルサクの事例により生成された世界的周知を、リハウィとアルバルクは受け取っていない。パレスチナ・国際活動家たちは、ハンガーストライキを継続する他の囚人たちのためにも、同程度の周知を生成することを望んでいる。

2000人もの囚人たちの1ヵ月にわたる全般的ハンガーストライキは、5月に、イスラエル当局との合意で終わったが、食べることを拒絶することにより、囚人何十人もが、抗議を続ける。現在のハンガーストライカーは、ハシャロン刑務所に捕らえられる20人のティーンエイジャー集団を含む。6月12日にそのストライキを開始した少年たちは、投獄の苛酷な条件に抗議している。

原文:Mondoweiss


 パレスチナサッカー・ナショナルチームの選手、マフムード・サルサクのハンガーストライキは、ワールドカップの地区予選の時期に重なっていた。活動家としては、当然、これを利用しない手はないと思う。しかしもちろん、目指したのはサルサクの解放ばかりではない。犯罪の証明が不可能な(つまり犯罪を犯していない)パレスチナ人を拘束するイスラエルの手法、「行政勾留」の不正も、どれほど繰り返し述べられたことだろう。パレスチナサッカー連盟が加盟するアジアサッカー連盟を動員できなかったことは無念だったけれど、イスラエルが加盟するヨーロッパサッカー連盟もFIFAも動員に成功した。しかしそれは、サルサクひとりの解放でなく、彼の後にいる何百人、何千人に繋がっていくのでなければならない。

 沖縄で開催される「キジムナーフェスタ2012」のシンポジウム、「平和構築のための児童・青少年演劇の役割」で、イスラエル代表は何を語るつもりだろう。イスラエルが弾圧するパレスチナの子どもたちを捕らえて、学問する権利まで奪うイスラエルに、語る資格があるのだろうか、何かを。

アーカイヴ:拘留されたパレスチナの子ども20人がハシャロン刑務所でハンガーストライキ開始(06月18日)
     :イスラエルがパレスチナの子どもたちの刑務所での食事数を減らす(05月31日)
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2012年06月21日

サルサクの死をいとわない意志がハンガーストライキ92日目にして彼に解放をもたらした

Allison Deger
2012年06月18日

マフムード・サルサクの空の胃袋と、イスラエルの告発なき投獄の92日間の闘いの後、今日、パレスチナ人サッカー・スターは、チョコレートをひとくち齧ってハンガーストライキを終えた。

サルサクの弁護士、モハマド・ジャバリンは、ガザのサッカー選手が、2012年7月10日の解放で刑務所行政との取り引きに達したと、今日午後、確認した。

Ma'an News Agencyから:
(略:アーカイヴのMa'an記事参照

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サルサクを支援するサッカー選手フレデリック・カヌーテ。 (Photo: Reuters)

サルサクの解放は、自由の望みを殆ど与えない行政拘留の過酷な形式、イスラエルの「非合法戦闘員法」により命じられた彼の3年の投獄に対し、その足を踏み鳴らしたサッカーのスーパースターたちの国際的騒ぎに続く。この投獄形式で、拘留者たちは、知らされない犯罪で彼らの無実を証明するのに、そして -- さらに不可能な -- 彼らがイスラエルに対し将来の脅威とならないと証明することに苦しめられる。イスラエル法制度内の現存しない自由への方針に照らして、サルサクの自由は、国際的プロサッカー選手協会、FIFPro、そしてスポーツのスーパースター、エリック・カントナのアシストで、瀕死のハンガーストライキの後にのみ達成された。

The Nationのスポーツ特派員、Dave Zirinは、FIFProの長、ゼップ・ブラッターを、サルサク解放の陰の原動力として指し示す。しかし、Zirinは、ブラッターの煽動が、政治的原則でなく締め付けの結果だったと主張する:

もしサルサクが死んで、ブラッターが何もしていなかったなら、憤慨が、スポーツトップの在職権を終了させ得たと言って構わない。それはまた、ヨーロッパの「イスラエルのアパルトヘイトにレッドカード」運動により既に標的とされるイスラエルでの2013年UEFA(ヨーロッパ・サッカー連盟)トーナメントだけでなく、カタールでの2022年ワールドカップをも危険に曝し得た。核戦争があった場合、ゴキブリとブラッターだけが無傷で立ち去るだろうとわたしは確信する。

サルサク解放が発表された現在、イスラエルは、彼がテロ組織、イスラーム聖戦に加わると考えたと、プレスに語った。これら非難は、サルサクの弁護士、彼の家族や友人たちにとり、初耳だ。これは、その唯一の犯罪が、サッカーをするために境界を越えようと試みていた誰かだ。彼の逮捕は、彼がピッチでしたかもしれないものすべてより、この「ネイション(国家)なきナショナルチーム」を貶める、より幅広い努力の一部として以上と見なされている。わたしたちが知るものを与えられ、何か言うまでブラッターと友人たちが3年を要したことは驚くべきで、しかし、国際的連帯と自覚がイスラエルの支配力に強いたことを含むすべてが、同様に驚くべきだ。

ブラッターの適法手続きへの内容の乏しい呼びかけは、確実に効果があったが、サルサクの事例は、安全国家として偽装する小心に計画された不正のイスラエルの制度への、また訴えの合理的経過のないところでの行政拘留使用への鍵穴として、最も注目せずにいられない。99.7%という不可解な軍事法廷での有罪判決で、殆ど死にいくことと世界的草の根運動が、公正の滑走に対する手数料だ。

全文:Mondoweiss

アーカイヴ:弁護士:サルサクが解放取引でハンガーストライキ停止(06月20日)


 木曜日(6月14日)、イスラエル最高裁でサルサク解放をめぐる判決が出ることになっていたから、わたしはその結果を待っていた。アッダミールもやきもきしながら、最高裁裁決の情報が全く入らないと報告してきた。結果から察するに、ニッポンの裁判所が言うところの「和解勧告」だったのだろう。証拠もなかっただろう「行政拘留」の法的決着を回避して、サルサク逮捕に関わった連中の責任を問わない唯一の方法、サルサク解放の方向での合意を促した、のだろう。
 サルサクの逮捕は、The NationのDave Zirinが報じるように、イスラエルの「行政拘留」の不正を世界中に知らしめた。それはそれで大きな仕事だったとはいえ、それでもなおサルサクはピッチで仕事したかっただろうと、わたしは思う。
 記事の画像で、フレデリック・カヌーテが中に着たシャツに日本語で「パレスチナ」とあるのが読めるだろうか。1行目は、恐らくスペイン語(他のラテン語も大方同じだけれど)で、3行目はアラビア語で大きく「パレスチナ」と書かれているが、2行目に黄ばんだ小さな文字で、3言語、ドイツ語、日本語、英語の順で「パレスチナ」と書かれている(この画像では読み取り難い、わたしは他の大きな画像を見ているので)。ニッポンメディアは世界が報じたサルサクの記事を報じたのだろうか、わたしは全く気づかなかったけれど...
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2012年06月20日

イスラエルのオウンゴール

2012年06月19日

裁判もなく告発もなく捕らえられたパレスチナ人サッカー選手の解放に到達する決定まで、3ヵ月のハンガーストライキを要した。

意思決定者らが、最後の瞬間に正気づき、サッカー選手、パレスチナ・ナショナルチーム・メンバー、マフムード・サルサクの解放を - イスラエル刑務所での彼の差し迫る死を回避して、定めると合意したことはよい。終生、彼の健康に刻印を残すだろう、ハンガーストライキ3ヵ月を要したことは気の毒だ。彼の解放に合意したのが今だったとの事実は、そもそもサルサクの拘留に繋がり、そして今突然、蒸発して消え失せた秘密で知ることのできない「安全上の理由」に容易ならぬ疑いを投げかける。

この拘留の責任者らは、明らかに、イスラエルのオウンゴールで得点を与えた。年長パレスチナ人サッカー選手は拘束され、裁判もなく、告発もなく、いかなる違法行為の示された証拠もないまま、何年も、イスラエル刑務所に捕らえられた。イスラエル国は、わずか数年前、イスラエルに親善訪問し、ネタニアでのトーナメントに参加し、そして今、イスラエル政策の厳しい批評家となった、エリック・ カントナといった著名なサッカー選手たちによる鋭い抗議に身を曝した。国際サッカー連盟は、その生命が危機にあったパレスチナ人サッカー選手を救うため、意見を表明し、その影響力を行使するのを余儀なくされたと感じた。黒人に対する弾圧と差別の政策が明らかとなったとき、スポーツに直接の実体的影響があった、アパルトヘイト南アフリカへの世界的スポーツ・ボイコットが始まったことを思い出す価値がある。より一般に、必然的にイスラエルを国際的孤立とのけ者民族身分に導く弾圧、既に45年続く占領が、パレスチナ人に対し日々の弾圧行為を課すと思い出す価値がある。

原文:Gush Shalom


 マフムード・サルサクの場合は、パレスチナ・ナショナルチームのサッカー選手だったから、報道のインパクトもあったけれど、サッカー選手でないハンガーストライカーが何人もいること、イスラエルによる得体の知れない(裁判も告発もなく、「安全上の秘密」と称して拘留の理由さえも示されない、つまり無辜の市民から自由を奪う政策としての)「行政拘留」が、日々、連発されている状況に変わりはない。マフムード・サルサクが解放されるとしても、3年前に抱いていた、サッカー選手として世界で羽ばたく夢は、二度と戻らない。人生を返せ!
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2012年06月17日

ハンガーストライカー、マフムード・サルサクが自由か死への到達を決意するとき、カントナ、FIFAはイスラエルに対する圧力に加わる

アリ・アブニマ
2012年06月12日火曜日

パレスチナのサッカー選手、マフムード・サルサクは、まだハンガーストライキしており、彼が死ぬか、イスラエルが彼の解放に同意するまで継続すると決意していると、今日、彼の弁護士、マフムード・ジャバリンは語った。

ニュースは、サッカーの神話的人物、エリック・カントナと他の一流の著名人、そしてFIFA会長、ゼップ・ブラッターが、サルサクを解放し、人権侵害を終了するようイスラエルに求める増大する国際的要請に加わって現れた。

日曜日、死期が近づいて、サルサクは、イスラエル最高裁判所が彼の事例を再審理する予定の木曜日までは、牛乳を飲むことに同意した。

彼を救う最後の機会

今日、Ma'an通信社は報じる:

マフムード・サルサクは、ハンガーストライキの86日目にあるが、木曜日の法廷審問まで彼の命を長引かせるため牛乳を飲んでいると、火曜日、彼の弁護士は語った。

モハマド・ジャバリンは、Ma'anに、イスラエル刑務所職員が、日曜日、彼が死の危険にあったので、至急サルサクを訪れるよう求めたと語った。サルサクはその午後、一時的に入院した。

ジャバリンは、病院で、サルサクが筋肉弛緩と意識喪失の差し迫る危険にあると語った医師15人と会った。

「わたしは、サルサクが牛乳を飲まなければならないと決めた」と、ジャバリンは語った。

サルサクは乗り気でなかったが、弁護士は、木曜日に予定される司法審理まで生き延びるため、なにか栄養素を受け入れるよう彼を説得したと語った。

サルサクは、弁護士により与えられる場合のみ、牛乳を飲むことに同意した。

25歳の囚人は、最高裁判所が彼の解放に同意しない場合、彼の死までサプリメントすべてを拒絶すると決意していると、ジャバリーンは語った。

木曜日の司法審理は、サルサクの命を救う「最後の機会」と、ジャバリーンは語った。

まだ危機の命

牛乳をとる決定にも拘らず、サルサクの命はまだ危機にあるとMa'anは言及する:

囚人権利集団、アッダミールは、牛乳摂取はハンガーストライキ中断にあたらないと述べる。

人権医師団 - イスラエル (PHRI) の代表は、Ma'anに、牛乳は、ハンガーストライキ中摂取される、ビタミン、ミネラル、塩分、ブドウ糖を含む他のサプリメントより栄養価が低いと語った。

牛乳を飲むことは、サルサクの命の危機を縮小しないと、PHRIは付け加えた。

FIFA会長、ゼップ・ブラッターがサルサクを救援する行動をイスラエルに要求

FIFA会長、ゼップ・ブラッターは、イスラエル・サッカー協会 (IFA) に、ブラッターが語った「彼の申し立てる違法拘留への抗議で、ほぼ90日ハンガーストライキを耐えてきた事実により、非常に微妙な状況にある」サルサク救援の行動をとるようイスラエル政府に主張するよう要請した。ブラッターの公式声明は付け加えた:

FIFAは、IFAに、正当な手続きのためのその権利同様、関係のある選手たちの肉体的無傷を保証する目的で、現在の問題へのイスラエル管轄省庁の注意を引くよう緊急に要求する。問題は、パレスチナ・サッカー協会との通信、サッカー選手、マフムード・サルサクに関する国際的メディア報道のいくつか、FIFProのメディア発表に続いて、FIFAの注意に達した。

金曜日、50,000人のプロサッカー選手の国際協会、FIFProは、イスラエルに、サルサクを解放するよう要求した。

サッカーの神話的人物、エリック・カントナ、他の著名人たちがサルサクのための運動に加わる

サッカーの神話的人物、エリック・カントナは、ノーム.チョムスキー、映画製作者、ケン・ローチ、国際法専門家、John Dugardから、英国スポーツ大臣、ヒュー・ロバートソン、UEFA会長、ミシェル・プラティニ、そして他のヨーロッパ政府とスポーツ団体までを含む他の国際的人物と、イスラエルの行動と国際スポーツ団体の共犯に抗議して、書簡に共同署名した。

そのテキストがbdsmovement.netによりElectronic Intifadaに提供され、電子メールで発表の書簡は述べる:

わたしたちはすべて、ユーロ2012の競技がなされているポーランドとウクライナでのサッカーの試合で、人種主義者のスローガンに衝撃を受ける。サッカー団体と政治家たちは、その非難を率直に述べてきた。確かに、政府高官の何人かは、その国の見て取れる人権侵害故、ウクライナで試合を行う集団をボイコットしている。

それでなぜ、これら同じ集団が、イスラエルが、2013年のU.E.F.A.アンダー21競技を主催するとき、沈黙しているのか? 人種差別、人権侵害、そして著しい国際法違反が、その国の日常的事件だ。

イスラエル政府大臣らは、黒人難民を攻撃する暴徒らに、彼ら(訳注:暴徒らでなく黒人難民)を「潜入者」として非難し、軍営に収監されるよう要求することで応答する。

イスラエルの刑務所は、その300人以上が、告訴も裁判もなく「行政拘留」で捕らえられるパレスチナ人政治囚4,000人ほどを収容する。それらのひとりが、ガザのサッカー選手、マフムード・サルサク、25歳だ。彼は、ほぼ3年間、投獄されてきた。告訴もなく、裁判もなく。死にものぐるいで、彼は、80日以上もの間、ハンガーストライキしてきて、今、死と隣り合う。彼と、イスラエル国家による虐待の被害者すべてが、わたしたちの支援を必要とする。

イスラエルの刑罰免除を終らせ、わたしたちが他の諸国に要求する、平等、公正、国際法の尊重の同じ基準を主張するときだ。

個人の立場で署名する全署名者リスト

● エリック・カントナ、俳優で元サッカー選手
● ノーム・チョムスキー、MIT教授、合衆国
● John Dugard、元国連パレスチナ特別報告官、南アフリカ
● トレヴァー・グリフィス、作家、英国
● ポール・ラヴァティ、脚本家、英国
● ケン・ローチ、映画製作者、英国
● マイケル・マンスフィールド、QC、英国
● ミリアム・マーゴリーズ OBE、女優、英国
● John Pilger、ジャーナリスト、作家、映画製作者、オーストラリア
● 人種主義にレッド・カードを
● アーダフ・スーエイフ、作家、英国

ガザの42サッカークラブは、1年以上前、UEFA会長、ミシェル・プラティニに、イスラエルでの2013年アンダー21トーナメント裁定に抗議する書簡を書き送った。彼らは返事を受け取っていない。

原文:The Electronic Intifada


 イスラエルでは今、アフリカ系移民への攻撃が続いている。パレスチナ人弾圧の隠れ蓑に、イスラエルはスーダンのアフリカ系市民弾圧をことさら吹聴したが、南スーダンが独立すると「利用価値」はなくなったようで、イスラエルは「白人の国、黒人は出ていけ」ということらしい。
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2012年06月12日

政府は訊ねられた:なぜ「堕落」のG4Sにオリンピックの警備処理を許すのか?

ドナルド・マッキンタイアが、西岸の「違法」ユダヤ人入植地でも業務する企業をめぐる増大する論争を明らかにする

ドナルド・マッキンタイア
2012年6月08日金曜日

政府は、ロンドン2012の警備を運営するために選ばれた企業による、被占領パレスチナ領域内のイスラエル人入植地で提供される業務に関して、来週、議会で挑まれるだろう。

「オリンピックの警備と現金業務の公式提供者」として指定されたG4Sは、英国により - そして競技に代表が参加する他の国殆どすべてにより - 国際法において違法と看做される、西岸と東エルサレムのユダヤ人入植地でもまた業務する。

著名なビジネスマンで労働党同僚、Hollick卿は、月曜日、英国拠点の企業が、西岸の違法入植地で保安業務を提供しないと確実にする措置を講ずるよう、大臣たちに求める書面の質問を棚上げするだろう。「世界の主導的国際警備解決集団」と自らを広告するG4Sは、オリンピックのため、既に10,400人の新規従業員を雇った。

その動きは、首相、ベンヤミン・ネタニアフが継続を決定したイスラエルの入植地拡張に対する新たな国際的非難に続く。今週彼は、- 米国により即座に非難された - 最高裁判所により撤退が命じられた、30家族を収容する前哨基地撤退の補償に、西岸にさらにユダヤ人住宅850戸を建設する計画を発表した。

ウィリアム・ヘイグは、4月、「系統的で違法なイスラエル入植地活動は、二国家解決の実行可能性に対する最も著しく実際の脅威を持ち出す... イスラエル政府の政策は、国際法下、違法で、非生産的、不安定にするもので、挑発的だ」と語り、入植地を繰り返し非難してきた。

G4Sは、西岸の軍事検問所いくつかへの、検査設備の供給と維持保全で既に非難されてきた。企業はまた - 子どもたちを含むパレスチナ人拘留者が、留置され裁判される刑務所と軍事法廷を収容する - ラマッラ近くのオフェル複合施設と、エルサレムと大入植地、Maale Adumimを繋ぐE1回廊の西岸警察本部に、保安システムを提供する。後者の建設は、米国のブッシュ政権を含む国際社会により強く反対された。

圧力への応答で、企業は、2015年前にその過程を完結することはできないだろうと語りつつも、オフェル、検問所、西岸警察本部を見張る契約から「退去」すると決定した。しかしながら、企業は、入植地で経営するイスラエルの小売商人や銀行との契約が、ホームセキュリティ・システムいくつか同様、そのまま残るだろうと語る。G4Sは、西岸の小売りや他の商業施設に警報装置を設置・維持管理し、「輸送や小売店鋪内に、品目の窃盗を防ぐ」ため「少数」の警備員を提供する。

(略:長い、G4Sが撤退しない、イスラエル・スーパーマーケット・チェーンとの契約など、あるいは告発も裁判もない行政勾留に対し、ハンガーストライキしたパレスチナ囚を収容するイスラエル国内の刑務所への業務提供)

イスラエルのNGOいくつかは、イスラエルでのパレスチナ囚投獄が、第4ジュネーヴ条約の被占領地からの囚人の移送禁止に違反すると指摘する。イスラエルの最高裁判所は、そのような移送に関する国際法を無視して、国内法 - 拘留を管理する有事規定 - を長く維持してきた。

(略:長い)

抗議者70人ほどが、イスラエル刑務所を含む様々な場所でのその「恐ろしい人権履歴」に対し、昨日、企業の年次総会の外でデモンストレーションした。

全文:The Independent
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2012年06月11日

午前3時、イスラエルがパレスチナ劇団美術監督逮捕

Felice Gelman, Phil Weiss
2012年06月06日

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ナビル・アッライー

ジェニン自由劇団委員会のFelice Gelmanにより更新:

昨夜、イスラエル武装部隊が、ジェニンの自由劇団美術監督、ナビル・アッライーの家を襲撃し、彼を逮捕、彼の3歳の娘、ミナを怯えさせた。自由劇団マネジャー、Jonatan Stanczakは、兵士らに、なぜ彼らがアッライーを拘留するのか訊ねた。彼らは、述べることを拒絶した。「得る唯一の返答は、顔に向けられる銃」と、Stanczakは語った。Al Arabiyaによれば、ライーが「非合法活動の容疑で、夜のうち、ジェニンで逮捕された」と語り、イスラエルはその事件を認めた。

これは、過去12ヵ月で、イスラエル部隊が、自由劇団のスタッフか委員会のメンバーを逮捕した6回目を記す。加えて、イスラエル公安との「協力」と「調整」を吹聴するパレスチナ保安部隊が、自由劇団共同創立者、ザカリア・ズベイディを2度逮捕した。このとき、ズベイディは、告訴なく続く3週間、エリコ刑務所に捕らえられた。そしてもちろん、同じイスラエル・パレスチナ保安部隊は、実質的な法医学的証拠の存在にも拘らず、2011年4月の、自由劇団共同創立者で監督のジュリアーノ・メル・ハミスの未解決の殺人事件のどのような真剣な調査も行ってこなかった。代わりにイスラエルは、自由劇団のパレスチナ人スタッフ・メンバーたちを、脅す尋問のため、Salem軍事基地に繰り返し呼び出してきた。Stanczakは「通常、これら尋問は『我々はおまえがジュリアーノを殺したやつだと知っている、なぜ彼を殺したのか?』で始まる」と語った。

自由劇団の犯罪は何か? 劇団は、占領に対する抵抗としての芸術の唱道でよく知られる。劇団は、恣意的力の圧倒的賦課の根源に直面する個々の精神のジレンマを引き起こす、古典と新たに書かれた戯曲の絶賛された演出を批判的に上演してきた。これらは、アリス(「不思議の国のアリス」に鼓舞されたオリジナルのミュージカル作品)、動物農園、待ちながら(「ゴドーを待ちながら」のパレスチナ脚色)、パレスチナ断章、次は何?を含む。これら作品のいくつかは、上演者たちが旅するため、必要な許可を得ることで、極端な困難なしとは決していかなかったにも拘らず - ヨーロッパと合衆国をツアーした。「待ちながら」の事例で、イスラエル軍は、5人(登場する)作品での主要演技者を逮捕し、リハーサルの最終2ヵ月を通し、彼を投獄した。

イスラエルは、国際便のため、西岸パレスチナ人にとって唯一のアクセス、ヨルダンへの国境を通過するヴィザや許可を申請するため、俳優や技術スタッフが領事館に接近するのを否定することにより、自由劇団の国際的公演を頻繁に妨害してきた。西岸内の公演は、部隊で公演会場を取り囲むイスラエル軍により悩まされてきた。自由劇場で公演する予定だったフランスのサーカス団は、イスラエルにより、パレスチナ入域を否定された。

西岸北部、ジェニン難民キャンプ、自由劇団からのプレスリリース、2012年6月6日

午前03:15頃、イスラエル軍が、自由劇団美術監督、ナビル・アッライーの家に入り、彼を不明の場所に連れ去った。

ナビルの妻、ミカエラ・ミランダは、何が起こったか説明する:「犬が吠え始めたので、わたしは外に出て、兵士らが門を飛び越え、家の庭に入って来るのをみた。彼らがわたしの夫を求めたので、わたしは何のためか訊ねた、知るのはわたしの権利でそれはわたしの家だから。兵士らは、わたしに告げるつもりはないと返答した。彼らはそしてナビルを捕らえ、彼を軍用ジープに連れて行き、走り去った。彼がなぜ、どこに捕らえられるのか、わたしたちは知らないので、とても心配している」。

自由劇団の経営責任者、Jonatan Stanczak:「わたしは、ナビルの上の階に住んでおり、何か起こっているのを聞いたとき、わたしはヘブライ語を話すので、兵士らと話そうと下に行こうとした。家は覆面のイスラエル兵士らに囲まれており、彼らの3人が、即座にわたしに武器を向け、家に押し戻した」。

イスラエル軍の地方調整事務所と連絡を取る試みが即座になされたが、そのかいもなかった。ナビル・アッライーを含む自由劇団従業員の半分以上が、最近、イスラエル軍により尋問に呼ばれた。すべてが、予定された通り訪問を果たし、彼らが威圧され脅されさえしたにも拘らず、なされた質問に彼らの知る限りを答えた。

Jonatan Stanczakは続ける:「わたしは、彼らがシンプルにナビルに電話することができ、彼がどんな質問にも、あるいは彼らが抱く懸念にも、答えに行っただろうことを知っていて、なぜこんなことをするのか理解できない。過去、あまりにも何度もこのようなことが起こって以来、わたしは、イスラエル軍による、自由劇団の従業員たちとその家族への続くハラスメント以外の何ものでもないと解釈せざるを得ない」。

この時点で、自由劇団の他のメンバーが、夜のうちに捕らえられたかどうか定かでない。彼らの何人かは電話しても応答がない。

原文:Mondoweiss

アーカイヴ:公開書簡:ジェニン自由劇団からイスラエル公安組織へ(2011年08月15日)
     :ジェニン自由劇団がイスラエル軍に襲撃される(2011年07月28日)


 イスラエルがパレスチナの文化・芸術を弾圧するとき、イスラエルとの「文化交流」推進を図るものが、「文化・芸術はボイコットされるべきでない」と言うのは内実を伴わない。ボイコットでなく、はるかに暴力的弾圧ならいいのか。
 ロンドン、グローブ座でのイスラエル国立劇団、ハビマ公演に対する運動は素晴らしかった。ことさらシャイロックの台詞「ユダヤ人は目なしだとでも?」をもじって「パレスチナ人は目なしだとでも?」と叫んで追い出された男、シェークスピアの国だから、だろうか。ここ、東京ではどのような運動が展開されるだろう、イスラエル政府が出資するエウリピデスのギリシア悲劇(どうでもいいことだけれどエウリピデスは好みでない、彼にソープオペラ創始者の名誉を与えたい)に対して... いや、何も起こらないだろう、この国では。いとも簡単に原発再稼働を許す国だから。
posted by mizya at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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