2012年05月19日

アムネスティ・インタナショナルが、独房幽閉からのパレスチナ人移動は肯定的一歩だが、イスラエルは囚人の権利保護ためもっと行うべきと語る

プレスリリース|2012年05月16日

決定後、囚人2000人がハンガーストライキ終了

(ニューヨーク)-- アムネスティ・インタナショナルは、人権尊重に向けた正しい方向への一歩として、イスラエルで囚人19人の長期独房幽閉を終了する取引を歓迎した。しかし、組織は、イスラエルが囚人の権利尊重のためさらに行う必要があると語った。

(略)

「わたしたちは、これら言質が、囚人の人権尊重に根拠を与える、イスラエル当局による新たな取り組みの前兆となることを望む」と、アムネスティ・インタナショナル中東・北アフリカ・プログラム副局長、アン・ハリソンは語った。「しかしながら、囚人や拘留者2000人もが、イスラエル当局が何年にも渡り犯してきた彼らの人権尊重を保証するため、その健康を懸けなければならなかったなど、あるべきでない」。

アムネスティ・インタナショナルは、2007年6月に完全に留保された、ガザの囚人家族訪問再開を繰り返し要求してきた。

アムネスティ・インタナショナルと地元人権機関は、行政拘留者、ハデル・アドナーンがハンガーストライキを始めた2011年12月以来、ハンガーストライキする拘留者たちに対し、イスラエル刑務所業務 (IPS) により繰り返される違反を記録してきた。

(略)

「ハンガーストライキの囚人たちに対する、IPSによるこれら繰り返された違反は、完全な、独立した、公平な調査を要求し、またそれら責任は、義務を負わなければならない」と、ハリソンは語った。「そのような長引く独房幽閉 - 囚人やその弁護士に与えられない情報に基づく - は、正当な手続きへの彼らの権利への違反であり、残酷で、非人間的で、下劣な扱いを構成する」。

(略)

全文:Amnesty International
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2012年05月18日

イブラヒーム・ハミード:独房監禁囚人番号3

2012年05月14日月曜日

イブラヒーム・ハミードは、ラマッラの北東、西岸の村、シルワドに生まれ育った。

彼は、ビルゼイト大学の政治学で学士号を得て、難民調査センターで調査官として仕事した。彼は、人口が減らされたパレスチナの村々に関する論文いくつかを書き発表してきた。

2006年5月の逮捕以来、イブラヒーム・ハミードは、独房幽閉で、Asqalan刑務所に捕らえられ、家族の訪問を否定されてきた。彼の妻と子どもふたりは、後に、ヨルダンに追放された。国際赤十字を通したいくつかの要請にも拘らず、彼女は彼を訪ねることができなかった。夫に関する彼女が得た唯一の情報は、弁護士を通して伝えられた。

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2006年5月の逮捕以来、イブラヒーム・ハミードは、独房幽閉で、Asqalan刑務所に捕らえられ、家族の訪問を否定されてきた。

現在まで、イブラヒーム・ハミードは、裁判所で、告発されることも、審理されることも、有罪を宣告されることもなかった。彼は単に、占領に対する抵抗活動を支援したと、イスラエルが彼を非難するというだけの理由で捕らえられている。彼らは最近、イスラエルの安全にとって危険と述べ、交換取引での彼の解放を拒絶した。

原文:Middle East Monitor

アーカイヴ:アブドッラ・アルバルグーティ:独房監禁囚人番号2(05月17日)
     :アフマド・サアダト:独房監禁囚人番号1(05月04日)
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2012年05月17日

アブドッラ・アルバルグーティ:独房監禁囚人番号2

2012年05月08日火曜日

「子どもと会うことは食物より美味、他の人間とあることは飲むより刺激的」

アブドッラ・アルバルグーティは、人間、そして父親としての資格を与えられる権利のささやかな断片を手にするため、ハンガーストライキしている。彼は、10年以上前に逮捕されて以来、家族との面会を禁じられ、その同じ期間、独房幽閉に留められてきた。

彼の要求が含むのは:

独房幽閉からの解放
家族訪問の許可
子どもたちの面会の許可

アブドッラ・ガーレブ・アブドッラ・アルバルグーティは、1972年にクウェートで生まれた。1998年に、彼の村ベイトリマに戻り、同年、彼は結婚して家族をつくった。バルグーティの旅は、アルアクサー・インティファーダの発端に始まった。2001年8月、彼は、パレスチナ自治政府により逮捕され、1ヵ月に満たないで解放された。妻によれば、「その時以来、イスラエル占領のお尋ね者になり、アブドッラは家に戻ることはなく、非常に長い間、わたしたちは、彼について何も知らなかった」。

彼が追跡されていた期間、アルバルグーティによれば、軍隊により遂行された残忍な標的とされた暗殺や虐殺への報復で、彼は、イスラエル占領に対する多くの作戦をなし得た。15ヵ月以上経って、2003年3月、イスラエル情報機関は、彼の身元に確信がなかったにも拘らず、彼を追い詰めた。ある朝、彼が最年長の子どもの救急治療に立ち会っていたラマッラの病院を離れたとき、彼は特別部隊に驚き、捕らえられた。彼の3歳半の娘が、歩道上にひとり、苦い嘆きの衝撃に残されたとき、彼は、手錠され、縛られ、軍用車輌に投げ込まれた。

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アルバルグーティは、5ヵ月以上、絶えず尋問され拷問された。

拘留の合法的最大期間が、90日を越えないにも拘らず、アルバルグーティは、5ヵ月以上、絶えず尋問され拷問された - 彼は3月に逮捕され、11月まで解放されなかった。11月31日に、イスラエル軍事法廷は、彼に対する最終判決が言い渡された緊急開廷を召集;彼は、パレスチナ囚人の中で最長の刑、67回の終身刑を宣告された。

原文:Middle East Monitor
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2012年05月09日

今行動を:アムネスティが死にかかっているパレスチナ人ハンガーストライカーのための緊急警報を発する

アリ・アブニマ
2012年05月04日金曜日

アムネスティ・インタナショナルは今日、ハンガーストライキ67日目で、すぐにも死の危機をはらむパレスチナ男性ふたり、ビラール・ディアブとターエル・ハラフレについて、世界中の個人からイスラエル当局に連絡をとるよう、緊急行動を求める呼びかけを発表した。どちらも、刑事告発も裁判もないまま、イスラエルにより捕らえられている。

アムネスティの緊急行動要請始まる:

パレスチナ人ハンガーストライカーふたりの生命は、イスラエル最高裁判所が、刑事告訴も裁判もない彼らの拘留に対する申し立てへの裁決を延期して、危険な状態にある。ハンガーストライキしている他の行政拘留者たちは、独立した医師たちへのアクセスをまだ拒まれている。

ビラール・ディアブとターエル・ハラフレの行政拘留に対するイスラエル最高裁判所への訴えは、5月3日に聴聞されたが、裁判官らはまだ裁決を出していない。どちらも、2月29日のどこかからハンガーストライキしてきて、どちらも、イスラエル刑務所業務 (IPS) 係官・医師らに虐待されたと彼らの弁護士に伝えた。

警告はまた、ラムレ刑務所クリニックに留まり、独立の医師団の診察を許されてこなかったハンガーストライカー、ハッサン・サファディ、オマル・アブシャラール、ジャーファル・イッザッディーン、マフムード・サルサクの事例をあげる。

サルサクは、2009年にイスラエル軍により拉致された、サッカーのパレスチナ・ナショナルチームのメンバーで、以来、刑事告訴も裁判もなく捕らえられてきた。

アムネスティは、男たちの解放を要求するため彼らが提供するアドレスを使って、イスラエル当局に連絡をとるための行動警告を読むよう、すべてに促す。

ニューヨークタイムズがハンガーストライキを報じる

ハンガーストライキについての長い沈黙を終えて、ニューヨークタイムズは、新エルサレム支局長、Jodi Rudorenによる必読の報告を公表した。

Rudorenは、危機的病状にある愛する者から隔てられた、ターエル・ハラフレの家族の状態を強調した:

ハラフレ氏が食べるのを止めて以来殆ど毎日、彼の親類、隣人、友人たちは、ヘブロン丘陵の遠く離れたここ、彼の家で、午前9時から午後11時まで、彼らの多くもまた共鳴から食物なしで、ヴィジル(祈願の通夜、というか、集まり)してきた。

(略:原文で)

全文:The Electronic Intifada
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2012年05月04日

アフマド・サアダト:独房監禁囚人番号1

2012年05月01日火曜日

アフマド・サアダトは、パレスチナ解放人民戦線 (PFLP) の書記長でパレスチナ立法評議会メンバーだ。彼は、1948年にラムレに近いデイル・ターリフ村の彼らの家から追放された難民家族の息子として、1953年、西岸の町、アルビレに生まれた。

サアダト氏は、数学教師としての教育を受けた4人の子どもの父親だ。彼は、学生運動で活動的になった1967年以来、パレスチナ民衆運動に関わってきた。2006年の拘留に先立って、彼は、多くのきっかけで、すべてを合計すると10年の期間、政治囚としてイスラエル刑務所に囚われた。

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アフマド・サアダト:独房監禁囚人番号1

サアダトは、2001年8月27日、当時の書記長、アブアリ・ムスタファの、ラマッラの彼の事務所でのイスラエルによる暗殺に続き、2001年、PFLPの書記長に選出された。

ハンガーストライキ開始に続き、イスラエル刑務所当局は、PFLP囚人たちに、彼らがハンガーストライキ終了に同意するなら、サアダト氏を独房監禁から解くと申し出た。ストライカーたちは、彼らの要求が囚人すべての幽閉終結を含むことを原則として、この申し出を拒絶した。

この何日か、サアダト氏の健康状態は相当に悪化してきた。彼は、4月29日、アルラムレ刑務所の病院部門に移された。

原文:Middle East Monitor


 ハンガーストライキの主要な目的はふたつ、行政拘留の停止と独房監禁の停止だ。行政拘留は、犯罪の立証が困難で裁判に持ち込めないとイスラエル占領軍が判断した、いわば無辜の市民を拘束する詭弁であるし、独房監禁は、生きながら墓地に閉じこめられるに等しい、人権をないがしろにする劣悪な状況下に置かれることを意味する。そこはまさしく墓、光の射さない小さなコンクリートの箱に、たったひとり、話す相手もいないまま、永遠の時間をやり過ごさなければならない場所、狂気にしか逃れられない場所だ。
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2012年03月20日

パレスチナ土地の日記念:2012年3月30日BDS地球行動呼びかけに応えて

boycottil-掲載記事の関連図書「読書会」

 パレスチナ「土地の日」のBDS(Boycott, Divestment and Sanction /不買・脱資・制裁)地球行動の呼びかけに応えようと、安易ではありますが、「読書会」を開催することにいたしました。boycottilの記事の中で紹介、あるいは言及した書籍や、パレスチナ美術家の画集を集め、コーヒーやジントニックを飲みながら、それぞれ、気にかかる本を手にし、読む、といった企画です。小さなカフェ(20席ほど)が会場ですが、満席になることを期待しております。

会場:キッド・アイラック・アート・ホール地下、ブックカフェ「槐多」
   156-0043 東京都世田谷区松原 2-43-11(井の頭線/京王線:明大前下車徒歩2分)
   アクセス:http://www.kidailack.co.jp/?page_id=8
   tel.: 03-3322-5564
日時:2012年3月30日金曜日:17:30より
入場:無料(ただしカフェですので飲食しなければなりません)

17:30から18:00まで「土地の日」と、準備した書籍の説明など... 18:00から読書とDVD閲覧(DVD閲覧用にノート型コンピュータを1台準備しますが、お目当てのDVDがある場合、コンピュータ持参が安全です)

準備書籍:

ジョー・サッコ(漫画):
ジョー・サッコの革新的新刊から独占的抜粋:ガザの脚注
http://boycottil.seesaa.net/article/136813536.html
『パレスチナ』(小野耕世/訳)
『ガザの脚注』(英語)

バンクシー:
NYCのKeszler Galleryが伝えられるところでは容認できない展覧会のため、バンクシーの西岸ステンシルを取り除く
http://boycottil.seesaa.net/article/224543580.html
Wall and Piece(日本語/作品集)
ユリイカ8月号(2011年)「バンクシーとは誰か?」
DVD「イグジッド・スルー・ザ・ギフトショップ」(字幕:日本語90分)

パレスチナ美術家作品集・DVD:
サーミア・ハラビー(英語/アラビア語)/Liberation of Palestine(パレスチナの絵画と彫刻:サーミア・ハラビー著)/山形国際ドキュメンタリー映画祭カタログ2009年
自由漫画紹介 - 「わたしの名はサーミア・ハラビー」
http://boycottil.seesaa.net/article/244109572.html
Made in Palestine(ヒューストン、ステイションギャラリー/パンフレット)/ハッサン・アルホーラーニー(アラビア語)/ナビル・アナーニ(英語/アラビア語)/カッターン財団コンペ2004年(英語/アラビア語)/Forces of Change(アラブ世界の美術家たち展カタログ、ワシントンD.C.国立女流美術館)/パレスチナ女流美術(英語/アラビア語/ヘブライ語)/Palestine c/o Venice(ヴェニス・ビエンナーレカタログ)/ナジ・アルアリー(ハンダラの作者、アラビア語)/エミリー・ジャーシル他
アブドッサラーム・シェファダ(ガザドキュメンタリー作家)DVD「Rainbow」(日本語字幕/40分)/「Debris」(英語字幕/18分)
Olive Project KEEP HOPE ALIVE展(プロモーションヴィデオ)他

小説:
ガッサン・カナファーニ「太陽の男たち/ハイファに戻って」(「現代アラブ小説全集」絶版)

boycottilで言及した書籍で、忘れているものも多いと思います。他に希望の書籍がありましたならお知らせください。可能な限り、対応したいと思います。

アーカイヴ:パレスチナ土地の日記念:2012年3月30日のBDS地球行動の日に加わってください!(02月13日)

追記:「シャヒード、100の命 - パレスチナで生きて死ぬこと」のカタログも用意いたします。また、トム・ハンダルの『残っている唯一の家:トム・ハンダル中東日誌』の送り先を「読書会」会場に変更しましたから、開始までに届くことを望んでいます。
トム・ハンダル:注目すべき男の中東の写真
http://boycottil.seesaa.net/article/255382814.html
アーカイヴ:ご協力ありがとうございました(03月16日)
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2012年01月17日

新包括的BDS小冊子

2012年01月09日月曜日
ALTERNATIVE INFORMATION CENTER (AIC)

Corporate Watch(企業監視)は、不買・脱資・制裁 (BDS) 運動に加わろうとする人びとのために、新しく包括的な小冊子を発行した。『イスラエルアパルトヘイトを標的とする』と題された刊行物は、ガザ回廊のイスラエルによる非人道的封鎖同様、パレスチナ・シリア領域の違法イスラエル占領から、誰が利益を得ているのか詳述する。

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オーストラリア、メルボルンのBDS抗議 (photo: flickr/Takver)

『イスラエルアパルトヘイトを標的とする』は、イスラエルの経済と輸出を衰退させ、BDSが両方にどのように影響するか詳述する。ハンドブックは、どのイスラエル企業が占領と繋がっているか、例えば、イスラエル銀行すべてが、違法入植地にある住宅を担保に資金提供を申し出ることに言及し、彼らがパレスチナ国土でいかに成長を促進するかを解明して、BDSに関わる外国人・イスラエル人どちらにも役立つ。

ハンドブックはまた、イスラエルが、パレスチナ人を彼らの継続的強奪から利益を得る企業に、本質的に金を渡すよう強いられる、捕虜市場にパレスチナ人を変える、パレスチナ経済に加えてきた略奪を議論する。『イスラエルアパルトヘイトを標的とする』はまた、良心の消費者がどの製品をボイコットすべきか判るよう、パレスチナの土地に建設されたそれら同様、入植地にある企業をリストにする。

全体として捉えて、ハンドブックは、パレスチナ国土のイスラエルの違法占領は、イスラエル政府や右翼がしばしば主張するように、安全に関するものでないと読者に思い出させる。『イスラエルアパルトヘイトを標的とする』は、個々人が、占領から利益を得る機械の舵輪に棒を差し込むのを手伝う。

完全小冊子ダウンロードはここ(英語)

原文:AIC
posted by mizya at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | information | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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